『愛がなんだ』という作品が好きだ。
原作は文庫本と電子書籍の両方を購入し、映画は公開初日に観に行き、アマプラで公開されてからも何回も見ている。
下手したらセリフも言えるくらい。

以前転職活動をしていた際、好きな映画を○文字以内で紹介してくださいみたいな課題が出て、
「かわいそうでかわいいテルコに自分を重ねて、何度みても感情移入してしまいます」的なこと書いたら
「かわいそうでかわいい」が人事の人に刺さったらしくて（なんで）書類審査を通過した（まじでなんで）。

不憫な恋愛しかしてこなかったわたしの周りには、類友でこじらせ女とこじらせ男がたくさんいる。
「まじいいから！とりあえず観て！」と語彙力3で薦めまくったところ、
あまりの熱量に若干引きながらも見てくれた友人たちは口を揃えて
「おもしろいけど主人公にはまったく感情移入できない」と言っていた。

な！！ん！！で！！！！！！！

原作も映画もぜひ見て欲しいのでここでネタバレはしたくないのだけど、
マモちゃんが好きすぎるのに全然振り向いてもらえないからいっそのことマモちゃん本人になりたいと願うテルコを抱きしめたいし、
マモちゃんから
「共通の知り合いからお前はテルコの気持ちを弄んでる。最低。みたいなこと言われた。俺のこと好きな気持ち利用してごめん。もう会うのやめよう」
みたいなことを言われて
「なんだそれ。私がいつまでもお前のことを好きでいると思ってうぬぼれてんじゃね―ぞ」って淡々と返すテルコも抱きしめたい。
あと、マモちゃんと結ばれるのは無理って気付いて、マモちゃんの親友と付き合えばずっとマモちゃんの近くにいられるかも！っていうサイコ的思考で「早くいけめんの親友紹介して？」とか言っちゃうテルコは抱きしめてあむあむしたい。まじで。

はーーーー
今のおれじゃんキチ―

引っ張り出してきた映画のフライヤーには
「ダメでかっこよくないところも、全部を好きになってしまったら、嫌いになることなんてたぶん、永遠に、ない。」
って書いてあった。

はーーーーーーーーーーーー？？？？？？？？？？

the ENDです。もうだめ。

今週の土日もきっと暑いので、エアコンの効いたお部屋で『愛がなんだ』を見ましょう。