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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実 をみた。

三島 x 東大全共闘 の映画を見たが
かなり面白かったし 刺激を受けた

言葉 の秘めている力が人を変え、国を変え、ひいては世界を変えていく。そんなことを考えた。

三島と全共闘は相反するものを持ち得ながら
背景には、このままではいけない。という共通項があったのだろう。
そうしてそのあやふやが今もこの国を覆っている。
根底に何があるのか 考えてみたい。
日本人の天皇観なのか?人生観 生きていることに対する概念など

三島が行っていた やっていることは相反するが、熱だけは認める。頑張れよ アンサーをくれよと、学生や若者に対してオープンクエスチョンになって終わっている部分に大変よい。

そして三島個人の天皇観、人生観に触れることができた。

認識と行動の二元対立にこだわった。三島由紀夫

戦争を経験した三島は、認識を語っているままでは生き残っていけなかった時代を知っていた。
だから行動が先に来るじゃないかという思想を持っていたのだろう。

様々なきっかけに優れるとてもよい映画。何度か見返す事になると思う。
そしてあの当時の言葉が真に力を持っていた最後の時代。に行ってみたいものだと思う。
今は言葉が力を失ってしまっている。いつか復活する日は来るのだろうか。

根底には 人と、理解と、その媒介としての言葉 が必ず存在する
その言葉を重視し直視する世界は来るのだろうか。
「思考とは解放区である」という言葉が心の片隅に刺さった。