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産後1年経って思うこと|ほたての育児日記

あっという間に出産から1年が経ち、息子が1歳を迎えた。
本当に色々ありすぎてこの1年のことを書きまとめるのはすごく難しいので、今の気持ちを簡潔に書いておこうと思う。


私は今回が初めての出産だったが、思い返してみれば妊娠中、そして産んですぐの情緒不安定さと言ったらとんでもなかった。
出産は全てが未知で未体験で、これから何が起こるかどんなことになるか自分も他の誰も分からない。
だからなのか?ちょっとしたストレスや不安があるだけで、蛇口を捻ったように涙が出てきたり、普段は出ないような怒りの感情が湧き出たりしていた。
特に涙腺はひどくて、普段から涙脆いことに拍車がかかったようにとにかく泣いていた。
(感動する動画やテレビ、家族や友人の何気ない一言、ふとした瞬間など)

息子は予定日から10日遅れて生まれてきたのだが、出産予定日を数日過ぎたある日、夫の前で「もう出てこないかもしれない」と号泣した。
そんなわけないやろと今なら笑って言えるが、当時の私はそうではなかった。
結果的に10日も遅れたのにまだ出てくる気配がないので、誘発剤を使い出産することに至った。
マイペース息子の爆誕である。

あとは睡眠について。
新生児期から始まる3時間おきの授乳に心身ともに疲弊する人が多いと思う。もちろん私もそうだった。
でも、不思議なことにしばらく続けていると3時間くらいで目が覚めたりする。
人間の体って、母親って、すごいなぁと思う。
普段、めちゃくちゃ寝相が悪く息子と添い寝することに不安があった私も、この1年難なく息子と添い寝をしている。
未だに満足に寝れることは少ないが、今だけ!を1日ずつ更新しながら頑張っていこう。

あとこれは声を大にして言いたい。
産後のダメージでかすぎ。
産む時のことはよく話に聞くし覚悟はしていたけど、産後のことって思えばあまり聞かないし教えてもらわなかった。
実際体験した正直な気持ち、めちゃくちゃしんどい。
産んだ後終わりじゃなくてこんなしんどいことが待ってるの?って絶望したくらい。
傷は痛いし1人で立てないしフラッフラなのに3時間おきの授乳や慣れないお世話がすぐ始まる。
これを乗り越えた私に1年後の私から拍手とノーベル頑張ったで賞を送りたい。(そんな賞はない)
今から出産を控えてる人は、色々心配だと思うけど産後はとにかく自分を労わって欲しい。
頑張りすぎず、しんどい時は誰かの手を借りたり産後ケアを使うなど。
これは未来の自分へのメッセージでもある。

抜け毛が酷くて毎日排水溝の掃除をしても大量の毛。
マジで禿げるんちゃうか?と悩み、次第に直立した産毛のような前髪がぶわ〜っと生え、髪型をどうにも出来ず毎日帽子をかぶっていた時期もあった。
そんな抜け毛も落ち着き、産毛も生え揃って新たな前髪になった。
うつ伏せ寝の息子が心配で、夜中何度も起きてはひっくり返すおせんべい屋さんをしていた時期もあったが、今はうつ伏せだろうが仰向けだろうが転がりまくるの息子の寝相を広い心で見ていることが出来る。

あの時必死で悩み、考え、毎日生きていた私。
今日まで本当にお疲れ様。
そしてありがとう。よくやったよ!!!
今では笑える話も、当時の私には笑えないことがたくさんあった。
だけど1年、1年経てば解決した事は山ほどある。
「時間が解決する」なんて言うけど、本当にその通りだなと思う。
今はまた別の悩みがあったりもするが、それも1年後にはそんなことあったっけ?って話になっているだろう。
だからまた1年後にこうやって振り返って笑えたらいいなぁと思う。

オギャアと生まれた赤ちゃんも、
この1年で自分の足で立ち、歩くようになりました。
本当に早い。
尊い時間や成長の一瞬を見逃さないように、またこれから1年大切に大切に過ごしていきたい。

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