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私服のユニフォーム化のススメ

UNIQLOのウェブサイトのコンテンツの一つに、

松浦弥太郎さんが執筆しているコラム「Life Wear Story 100」というものがあります。

https://www.uniqlo.com/lifewearstory100/archive/

※余談ですが、UNIQLOのウェブサイトはコンテンツが多くて面白い。

色んな幅広いお客さんに、的確な時期に、良質なコンテンツが載っています。ブランディングの一つとしては、欠かせない手法ですが、ITリテラシーの低いアパレル業界人には全く意味がわからないんでしょうね。


この「Life Wear Story 100」では、著者の松浦弥太郎氏が、過去経験した海外渡航時の思い出と、それに伴ったUNIQLOアイテムを1個ずつフューチャーして紹介するという内容です。

毎週火曜日に配信されていますので、気になる方はチェックして見てください。

その中で、今週火曜日に配信された内容が、とても共感でき、これからの新しい「服の在り方」を考えさせられる内容だったので、ご紹介します。


毎日同じ服を着るという贅沢

内容を要約すると、松浦弥太郎氏は、気に入った服が見つかると、毎日同じ組み合わせで、同じ服を着ているという内容です。

同じ服を着たいから、同じ服を何枚も持っている。とのことです。

以下、本文抜粋。


"僕には、気に入って、これと決めた服を毎日の様に着てしまうおかしなクセがある。いや、着てしまうというよりも、一度、気に入ルト、毎日着たいがために、同じ服を何枚も買って、そればかり着る様になる。

もっと言うと、気に入った服とその組み合わせが見つかったら、その服と組み合わせを、まるでユニフォームのように、ずっと気続けられるのが、とても嬉しい。"


これまでは、毎日色んな服をとっかえひっかえして、オシャレを楽しむのが、スタンダートとされてきたように感じます。

しかし、この松浦弥太郎氏しかり、私が少し前にハマった「THOM BROWNE」デザイナーのトムブラウン氏も、グレーのスーツにボタンダウンシャツという服を毎日着ているし、

有名なところでいうと、アップル創業者のスティーブ・ジョブス氏も、黒のタートルネックニットに、デニムパンツにニューバランスのスニーカーというスタイルを毎日着ていました。

本当に気に入った服をユニフォームの様に、毎日き続けるという嬉しさ・楽しさが、これから新しい価値観、服の在り方としても良いのではないでしょうか。

この私服をユニフォーム化することで、私が思う、得られる事としては、

①朝、どんな服を着るか悩まなくて済み、結果朝の時間が有意義に過ごせる

②「選択する」ということを減らすことにより、他のこと(仕事や家庭のこと)に頭を使うことができる

③洋服代がかからない

④モノを大事にする様になる

⑤より"個性"が強調されるので、人間的に成長できる環境になる


こういったところでしょうか。

私は、松浦氏やトムブラウン氏ほど「私服のユニフォーム化」はまだ出来ていないのですが、スニーカーやジャケット、シャツといったアイテムは徐々にユニフォーム化していっています。

私がこのnoteの投稿の中で、何度も言っていますが、服は所詮道具の一つです。

オシャレすることが生きがいで、他人から、

「あの人オシャレだね。」

「たくさん色んな服持ってるんだね。」

と思われることも良いですが、他にも価値を感じるモノ、コトはたくさんあります。

価値観の多様性が叫ばれている昨今なので、ぜひ私服のユニフォーム化にチャレンジして見て如何でしょうか。


この「Life Wear Story 100」のコラムの最後で、松浦弥太郎氏はこう締めくくっています。


"どうして、同じ服ばかり着ているの?って聞いてほしい。"


最後までお読み頂き有難うございました!








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