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#12 たりないわたし〜①夢を持てないわたし編〜

「成り行き」と「縁」

「成り行き」と「縁」。
自分のこれまで30年近い人生はこの2つの影響が大きかった。

人見知りで内気な自分に優しくしてくれた友人たちとの出会い。

女子校から共学になって1年目の高校に入学。

たまたま見学に行ったブラスバンド部に成り行きで入部。多分一生付き合う友人とも出会えた。

当時の部長に「男だから」という理由で1年生の学年リーダーに指名、そのまま部長に。

パーカッション希望だったのに、たまたま空いていた+「男だから」という理由で、
チューバという見ず知らずの楽器を担当することに。

部活に一生懸命すぎて、勉強をろくにせず浪人生へ。

チューター向いてるよと言ってもらい浪人生のチューターを大学4年間務める。

大学でも友人・仲間に恵まれた。多分一生付き合う友人とも出会えた。

たまたまチューバに空きがある年で、大学の管弦楽団に入団。
ここでも最終、団長になる。

新卒で入社した同期にも恵まれた。ここでも、多分一生付き合う友人とも出会えた。

これまで様々な転換期に対して、
後から何かしらの、それっぽい理由をつけてきた。
でも結局、「成り行き」と「縁」なのだ。

夢を持てないわたし

何歳になっても明確な夢がない。
と言うより、曖昧なままだ。

夢や希望や目標を人に問うてきた元エージェントがこんなことを言っては良くないのだろうけど、、、

自分自身これまで夢として語っていた事に、本当に納得し切ったものは無くて。

「夢・目標を持て!」とよくいうけど、本当に難しいことを言っていると思う。
(もしそのような事を私が言ったことで、無駄に悩ませてしまった方がいたらごめんなさい。)

夢を持つ事自体は素敵な事だし、持っておくに越したことはない。
でも持てない人、曖昧なままの人の気持ちもわかるし、
その気持ちに寄り添いたいし、
一緒にお茶かお酒でも飲みながら共感し合いたい。

「憧れ・尊敬の人は沢山いるけど、なりたい、とはまた違うんだよね。」とか。

曖昧さ

でも、時に曖昧さは人生を豊かにすると思う。
私自身も、「成り行き」と「縁」で偶然こうなったおかけで、昔よりも多くを経験できて学べている。
何より刺激的だったのは、
「世の中にはまだまだ面白い人がいる。わからない事がある。」という体感だった。
夢を明確に決めすぎていたら、もしかしたら得られなかった体感かも知れない。

だから、夢が無いのに対して悩んでいる人がいれば、
まずは目の前の「成り行き」や「縁」を1つ1つ大切にすることをオススメする。
何かしらの糸口が見えてくる、1つのきっかけにはなるはずだ。

「世の中にはまだまだ面白い人がいる。わからない事がある。」という体感を通して、
自分の生きる世界が底なしだと気づくと、無限の可能性を見いだせる。
でもその可能性の広さが怖くて、選択できずに、踏み込めずにいてしまうのも確かだが。。

仕事ともう1人のわたし

仕事は答えが無いものが多く、いくら頑張っても何も実らないこともある。
でもやってみないとわからない。
傷つくことだけでなく、得られるものもたくさんある。
私の場合は、自分の認識していなかったもう1人の自分に出会えた。

「誰かに劣るのが嫌だ。」
「逃げるのは嫌だ。」

負けず嫌いで頑固な自分が、そこに居た。
たぶん、はじめましてだった。

今はそのもう1人の自分との付き合い方もわかってきて
仲良くやっている。

そのもう1人の自分ともう暫く歩んでいけば、
夢と呼べるものを明確に持つことができるだろうか?

そう信じて、今日も前に進んでいこうと思う。

2021.09.20 nakadai

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