聞きたいことを聞けばいい

大人の方をレッスンするときによくある前置きがあります。それは、

【初歩的な事で申し訳ないんですが】

と言うものです。

レベルの高い質問をしなければならないと言うプレッシャーを勝手に感じているのかもしれません。

ですが、理解していないことを専門家であるコーチに聞く事は、自然なことだと思います。

もうここで結論が出てしまった気がしますが、実際にあった例を出して紹介していきたいと思います。

レッスンの流れに乗るだけ？

グループレッスンであれば、コーチがテーマを設定して、円滑にレッスンを進めるのが一般的だと思います。

それか、参加者でやりたいテーマや練習メニューをオーダーする形になると思います。

コーチはレッスンを円滑に進めることも仕事だと思いますが、単純に流れに乗るだけで、果たして上手くなるきっかけが掴めるでしょうか？

わからないことがあるままレッスンが進んでしまうよりも、その場でパッと質問をして、解決しながら進めた方が良いと思います。

質問して良かった事

あるコーチが全体に説明をし、その後それぞれのコートに分かれて練習をすると言うパターンで、練習をしました。

テーマは走らされた時の高いロブの打ち方で、当時の私には全く出来ないショットでした。

コーチからはラケットをボールより下にセットしながら走り、打点に入りそうな時に上にあげると説明されていましたが、上手くできませんでした。

コーチは見回りで各コートを回りますが、私のコートに来たときに、初歩的ですが気になったことを質問してみました。

【どうやったら高いロブをあげられますか？】

さっき説明したじゃん！みたいな顔を一瞬されましたが、練習を止めて、わかりやすいように見本を見せてくれました。

しかも、さっきの説明とは少し違ったニュアンスで説明してくれて、そのおかげでコツをつかむことができました。

初歩的な質問すぎて、質問しようか迷いましたが、今となっては質問して良かったと思っています！

コーチは生徒さんが
何が分からないのか？を知りたい

当時生徒だった私は、さっき説明したようなことをもう一度質問しているようで申し訳ない気持ちになりました。

しかしそれは私が勝手にそう思っていただけで、コーチは伝え方を変えて、私に理解できるように工夫してくれました。

現在私がコーチの立場になりましたが、質問がないと、理解しているのか？今ので満足なのか？そもそも興味がないのか？がよくわからないこともあります。

質問じゃなくても、ここがわからない！とか、これはできた！とか、何かしら評価やリアクションがあると、とても助かります。

初歩的とか、同じような質問とか、コーチに失礼なんじゃないかとか、そういうことを思ったとしても、思い切って質問していきましょう！

私は基本的に大歓迎です！

まとめ

レッスンを受けるだけで満足であれば問題ないですが、気になることや、わからないことがあるのであれば、放置せずにその場で少しでも解決したいですよね。

質問する能力も大事だと思いますが、そもそも質問をしなければその力は鍛えることができません。

レベルが低いかもと思う前に、まずは質問してみましょう！

その質問のおかげで、何か変わるかもしれませんよ？