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中級者までは速く打ち、それ以上は遅く打つ【水曜日のnote160】

タイトルにあるように、中級者までは、ボールを速く打つことを練習しますが、それ以上のレベルになるには、ボールを遅く打つことも練習が必要になります。

今回はそのことについて解説したいと思います。

ボールを飛ばせるようになる

テニスを始めたばかりの初心者であれば、ボールを飛ばすことが身に付けるべき技術だと思います。

そして、リラックスしたフォームで、効率よくボールを飛ばすように練習していきます。

ボールを飛ばせるようになれば、スピンをかけてコートに収める技術も必要になってきます。

なので、順序としては、ボールを飛ばせるようになることが最初かなと思います。

時間を奪えるようになる

ラリーをしていて、主導権を握るためには、相手から時間や場所を奪う必要があります。

自分がスピードのあるボールを打ったり、タイミングを早くして打ったり、前に詰めてネットプレイをしたりして、相手が良いポジションに戻る前に相手コートにボールを打ち、相手をどんどん追い込んで行きます。

単調なボールを打つだけでなく、自分からスピードやタイミング、ポジションを上げて、相手から時間をどんどん奪っていくことを覚えていきましょう。

しかし、トーナメントを勝ち上がると、相手の時間を奪うことだけでは、なかなか勝てないレベルになってきます。

時間を稼げるようになる

相手も自分の時間を奪おうとして来ます。

その時に、自分がいいポジションに戻ろうとしたり、相手に時間を奪わせないように配球したりする技術が必要になります。

相手のショットが良く、横に振られて悪い体勢で返球する場合、どうやって返球するのが良いでしょうか?

時間を稼ぐと言うのは、遅く返球するということです。

深いロブで相手に届くまでの時間を長くしたり、スライスで滞空時間の長いショットを打ったりする必要があります。

ロブも、高く打ったり、中ロブにしたりすれば、時間のコントロールもできます。

中級より上のレベルになるには、ロブやスライスといった、時間を稼ぐショットの練習が必須です。

これが打てれば、相手はうまく時間を奪うことができず、もっと時間を奪わなければ!もっとギリギリを狙わなければ!と焦ってミスをしてくれる可能性が高くなります。

まとめ

ボールを飛ばせるようになる事はどのレベルでも大切だと思いますが、気持ち良いので、その練習が多くなってしまいがちだと思っています。

遅いボールをコントロールすることにより、戦術的にもバリエーションはかなり広がると思うので、ロブやスライスなど、時間を稼ぐショットの練習も取り入れていきたいですね。

試合でうまく勝てない、壁を感じると言う方は、遅いボールをコントロールすることも頭に入れて練習していきましょう!

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