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グリップの名前や由来について調べたら割と深くて勉強になった!【水曜日のnote52】

気になった事があればつい調べてしまうのですが、グリップの話はかなり勉強になったので、ここで共有させていただきたいと思います。

グリップ(握り方)の種類

代表的なものといえば
・コンチネンタル
・イースタン
・ウェスタン
の3つであり、イースタンとウェスタンの中間のセミウェスタンと言う握り方もあります。

そもそも何でイースタン(東)、ウェスタン(西)という名前なのか、コンチネンタルってどういう事を意味しているのか、気になって仕方がありませんでした。

調べたら名前の由来はそれぞれの地域を表しており、意外と深く、歴史も勉強できるとても素晴らしい機会となりました。

コンチネンタルグリップ

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コンチネンタルは主にヨーロッパ大陸の事を指し、コンチネンタルグリップは別名イングリッシュグリップとも呼ばれ、イギリス流で最も古いグリップと言われます。

その地域では天然芝のコート(グラスコート)でプレーしていた事から、低くて不規則なバウンドをするボールに対応する必要がありました。

コンチネンタルグリップならサーブ、ボレー、スマッシュ、スライスなど打てるショットの幅が広く、グリップチェンジ無しで全てのショットに対応するグリップになります。

イースタングリップ

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イースタンはアメリカの東側の地域の事を指します。

ヨーロッパからの移民がテニスをプレーし始めた頃は、グラスコート中心でプレーしていて、グランドスラムの全米オープンも当初はグラスコートで開催されていました。(1968年オープン化〜1974年)

コンチネンタルグリップだけで打つよりも、ストロークでパワーのあるショットやコントロール性の両立を求めて考えられたのが、イースタングリップになります。

全米オープンの話ですが、グラスコートのイレギュラーバウンドに対する不評もあり、1975年からはグリーンクレー(緑土)で、1978年からはハードコートでの開催と移り変わりました。

グラスコートからグリーンクレーやハードコートへ移り、ストローク主体のプレーに変わった事からも、新しいグリップの開拓が求められたのかもしれませんね。

ウェスタングリップ

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ウェスタンはアメリカの西側の地域(特にカリフォルニア)を指します。

この地域はハードコートが多く、バウンドが高く、高い打点で力が入るウェスタングリップが有利になりました。

トップスピンを掛けやすく、よりバウンドの高いショットを打つ事ができ、パワープレー全盛だったつい最近ではポピュラーなグリップとなりました。

現在はイースタンとウェスタンの中間であるセミウェスタンが主流のようです。

ちなみに日本では、軽い軟式ボールを強く打つ必要があり、力を込めやすいウェスタングリップが軟式テニスでは広まりました。

軟式経験者がテニスを始める時に苦しむのがこの部分かと思います。。。

まとめ

テニスをやる上で一番マスターしなければならないグリップは、コンチネンタルグリップだと思っています。

どんなショットにも対応できるし、特にバランスが悪い時の逃げのスライスやロブも簡単に出来ますし、これは必ず覚えるべきグリップだと思います。

ラリーの最初のボール出しなんかはコンチネンタルグリップで出来た方がカッコイイと思いますよ!

苦手な方も多いですが、是非コンチネンタルグリップに慣れてみましょう。

また、特性や歴史的背景を知り、自分に合ったグリップを探す良いキッカケになれたら良いなと思っています。




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