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「チソン、愛してるよ。」という本を読んだ

あるきっかけで、「チソン、愛してるよ。」という本を読んだ。

とても良かった。

イ・チソンさんという韓国の方の実話。
大学4年生のときに、交通事故に遭い全身の55%に大火傷を負った。
奇跡的に一命を取り留めたものの、交通事故に巻き込まる前の、それまで生きてきた顔を、容姿を失ってしまった。
想像を絶する苦しい治療や人々の好奇の視線。さまざまな苦難の中を通ってきた。

そのチソンさんにこんな質問があったそう。

「事故の前の姿に戻れると言われたらどうしますか?」

チソンさんの答えは

「戻りたくない。」

だったそう。

そして、

「確かに私はこの苦難で、外から見えるものは失われました。でも、代わりに目に見えない本当の宝物を与えられました。元に戻ってしまうと、神様から頂いたこの宝物も失ってしまうから。だから戻りたくないです。」

と答えたそう。

普通には想像できないほど、壮絶な苦しみと悲しみと痛みの中を通ったチソンさんが、

「その道を通って良かった。」

「そうなる前に戻らなくていい。」

「このことがあったから、神様が自分のすべてを愛してくれて、いつも一緒にいてくれることを深く知った。」

と話していることを読んで、本当に感動した。

これは私の思いに残ったことだけれど、プロフィールを見たら、チソンさんは私と同い年だった。

そのことも、私にとってはより、深く思わされたことがあって、感じさせられることがあった。

今までの人生のすべてを知って愛してくださる神様がこれからもずっと一緒にいてくださる。

これを深く体験してきたこと。

これが本当の宝物だ。

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