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第3回丸亀市官民連携まちづくり勉強会を開催しました!

みなさん、こんにちは!

このたび、12月11日(月)に第3回丸亀市官民連携まちづくり勉強会が開催されましたので、開催報告をさせていただきます!

第3回は、愛知県岡崎市から岡崎市職員で、長年、岡崎市での官民連携によるまちづくり「QURUWA戦略」に携わって来られた中川健太様をお呼びさせていただき、「岡崎市における官民連携によるまちづくり『QURUWA戦略』ついて」を伺いました!

・そもそもQURUWA戦略とは何か?

▪️QURUWA戦略とは?
乙川リバーフロント地区(RF地区)の名鉄東岡崎駅、乙川河川緑地、(仮称)乙川人道橋、中央緑道、籠田公園、りぶら、岡崎公園などの公共空間各拠点を結ぶ約3キロのまちの主要回遊動線。かつての岡崎城跡の「総曲輪(そうぐるわ)」の一部と重なること、また、動線が「Q」の字に見えることから命名。こうしたエリアを重点的に価値向上させる取り組み総称をQURUWA戦略とのこと。

出典:岡崎市HPより

中川さんがどのようなことを話されたか?

  • 岡崎市は自然があり歴史資産があり、地域経営資源が豊富=濃密な体験ができること、ということとしてまず理解している。そうした町の資源とは何かを見ることは大切。

  • 行政のパートナーのことを、事業者市民(稼ぎながらパブリックマインドを持つ者)として考えている。パブリックマインドを持てる方々と事業を進めるという考えを持っている。

  • QURUWA戦略の目的は、暮らしの質の向上・エリアの価値向上に尽きる。

  • では、暮らしの質の向上・エリアの価値向上とはどう測るのか?→いろんな人がいろんな理由で街に訪れることだと考えている。

  • 例えば、新しいライフスタイルがあること。Coffeeに例えると、コンビニのコーヒーもあって、少し高めのスペシャリティコーヒーも飲めるようなこと。

  • こうした取り組みを進めていくためには、地域、民間、行政が共有するまちのビジョンづくりが必要だと思っている。

  • 具体的なアクションとしては、民間がビジネスをしやすい環境を整備していくことだと考えている。(≠補助金)

  • 民間相談のワンストップ窓口、庁内横串調整、まちづくりデザイン会議の運営、公民連携人材の発掘・育成、地元調整などが主な業務で、QURUWA戦略に関わることをやっている。

  • まちづくりデザイン会議とタスクフォース=実行部隊は分けて、事業を展開している。

  • 大きなリノベーションまちづくりと小さなリノベーションまちづくりが重要である。篭田公園の完成と同時に、周辺の空き家に民間プレイヤーが出店するなどの動きがでてきた。こうした行政の投資をすることで、周りの不動産価値を上げるかたちは良いと考えている。

  • 事業を進めるために、自治会との連携を大切にしている。篭田公園を再整備する際に、連携ができた。

  • 自治会としては、地域のつながりを再構築する最後のチャンスだと思っていろいろ連携してくれていた。また、自治会の盆踊りの復活をさせたいという気持ちもあった。

  • まちづくりは、一般の人がいいなと思える風景を作るのが重要ではないか。



以上のように、岡崎市のまちづくりの10年間を惜しみなくお話しくださいました。また、いまはうまく回っている様に見えるプロジェクトも大変なことも多かったと振り返っていました。

官民連携のまちづくりを進めて、篭田公園ができるまで8年は非常に大変だったとのこと。篭田公園ができたことで、周囲の見方が変わった。ただ、10年間で公民でコミュニケーションをとり続け、パブリックマインド持つ行政、プライベートマインドを持つ民間が増えていったのは感じている。また、とりあえずやってみるからこそ見える景色があると思うと語っていたのは印象的でした。「敷地に価値なし、エリアに価値あり」と考えているので、エリアの価値をどのように向上させるのかを考えていきたいと締めくくられました。

【当日の様子】
→当日の様子は動画にしておりますので、編集が完了次第アップさせていただきます。こちらからもぜひご確認ください!

大きなビジョンを官民でつくることで、まちづくりが進んでいくことを学べた勉強会でした。丸亀市においても、こうした取り組みを皆さんと一緒に進めていきたいと考えています!

次回の勉強会は、特別公演として、テキサスA&M大学の藍谷鋼一郎氏をお招きして、世界の都市再生、都市まちづくりの事例を学ぶ機会としたいと考えております。

2023年12月27日(水)18時〜20時@マルタスROOM4

の予定です。ぜひぜひご参加くださいまたご確認ください!

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