【飲食店経営・年商600万への道②】
せっかくだから架空のカフェの名前を設定しようか、カフェだけで元気いっぱいに生きていける気がしないからカフェ&バーにしよう。カフェ&バー『シーラバカンス』。シーラカンスのようにひっそりと長生きするけどバカンス気分。
悪くないだろ。
年商600万に設定した以上、このままだと年収は240万ってとこかな。返済が60万あるから実質180万か、キツいね。
それならもう固定経費以外を削るしかないんだけど、1番削りやすいのは広告費か。ただ、家賃5万のテナントの立地で広告費を削ると地獄しかない気もするよね。そこはもうマメにSNSを運用してみるしかないか、もしくはクラファンを利用するとか、あとはフリー広告を全力で活用するとして、他に何かアイデアある?
少なくともSNSやクラウドファンディングというツールがない時代よりはマシだと思う。その頃よりは知り合いに告知したり宣伝するのは格段に楽になっているからね。活用しない手はない。
広告費の8%をフルで削ることができれば月収が4万円上がるって思えばモチベーションも上がるだろ。
次に材料原価を下げようか。でもメインの原価は下げちゃダメだ。カレーがメインならカレーは薄めるなが鉄則、それをするぐらいなら薄いカルピスを出す方がまだマシ。
ドリンクの原価は比較的コントロールしやすいから個人店はよくスーパーとかをフル活用してやってるよね、気取って瓶コーラとかに拘ると痛い目見るよ、拘りは好きだけど。それなら価格にちゃんと転化してしっかり取りたいとこだけど、瓶コーラだからという理由で値段設定を高くするのはわりと困難だ。
価格設定とクオリティのバランスはすごく大事で、それが見えやすいものと見えづらいものは意識した方が良いだろう。
例えばコーヒーはハンドドリップでオーダーが入ってから淹れる。これはわりと結果的にクオリティが低くても値段設定を高くする要素にはなる。もちろんクオリティが高いに越したことはないけど。
料理は既製品を極力使わない。オペレーション効率を上げるために使った方が良いという意見もあると思うしそれも正しいのかもだけど、薄利多売を狙わない場合は避けて良いと思う。多店舗展開やFC展開を視野に入れているわけではないしね。
既製品を使用するとクオリティの向上のために必要なのが労力や努力ではなくお金になってしまう。安定はするのかもだけど技術や付加価値を価格に乗せにくいし、競合他社との差別化がしにくいのが難点だ。
そんなわけでカフェ&バー『シーラバカンス』はパスタをメインとしたイタリアンっぽい料理をメインに据えようか。
米モノは炊いたのがなくなったら営業終了するしかないし、余るとロスになるから、ロスにしない方法もあるけど、なにより空想や妄想でもイタリアンの方が考えやすいからそうさせて。
次回はイニシャルコストについて考えてみよう。
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