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【飲食店経営・年商600万への道④】

【飲食店経営】マガジン

 単純にシーラバカンスのランニングコストの数字をまとめるとこんな感じかな。これは基本的な飲食店の経費内訳も参考にして算出したんだけど、テキトーであり適当だから算出というほどのモノでもないが。

・家賃50000円
・光熱費35000円
・仕入原価150000円(30%)
・消耗品15000円
・広告宣伝費40000円
・返済50000円

 経費の合計で34万円だから、16万円が手元に残るって計算だ。年収190万円ぐらいかな。でもこれって実は年収というか、実質手取りでそのくらいになるんだけどね。
 正式名称はうろ覚えだけど、基礎控除やら青色申告特別控除やらなんたら控除やらっての色々とあって、それを引いた金額から所得税やら市民税やら社会保険って計算するから、そうするとこのくらいの売上だとほとんどが可愛らしいぐらいの金額になる、もしくは免除になる。
 今だとインボイスに登録した場合は消費税も払わないとだからまたそこは数字が多少変動するけどね、8〜10%を丸々払うってことはない。自分が仕入れなどで払った消費税は相殺できるからね。
 あと国民年金だけは所得が低くても定額で16520円払わないとだ。これは厄介。
 あ、でも返済は経費じゃないから5万円は所得に乗っかるか、それでもまぁ変化は微々たるもんだ。
 そうすると実質230万円前後だけど、返済のお金は手元には残らない。

 ポイントはやはり1人で営業しているってとこだよね。飲食店の人件費は20%〜30%と言われているから、この規模だとそれが自分の収入と考えるのが妥当。もしここで誰かを雇って15万円払ったら、1万円しか残らないってことなんだから。

 削れるポイントとしては広告宣伝費かな。上手いことSNSやGoogleマップを使えばこれは全部カットできるかもしれない。そこは頭と暇な時間を使ってなんとかしよう。
 広告宣伝費4万円うち2万円をカットして、残りの2万円で飲みに行こか。5000円で4回ってとこだから、毎週1回のペースだ。
 飲みに行くんかい!ってね。5000円の予算で飲みに行って5人に知り合って、1人5000円を店で使ってくれたら25000円、それを4回で10万円の売上になるじゃない。さらにその後の集客機会は増えるんだから悪くないかなと。

 仕入原価は近所に野菜でも貰いに行ってなんとか下げようか、でもこれ田舎ならではかな。カタチが悪くて売り物にならない野菜とか逆に味は良かったりするしね。小さな八百屋や魚屋さんに顔馴染みを作っておくのも良い。
 それはただの例みたいなもんだけど、ようは技術やアイデアで下げられる可能性はあるってこと。

 烏龍茶が売れれば原価は勝手に下がる。逆にワインやビールは原価が高いけど、良いものを出さないとそもそも買ってもらえないから注意が必要。
 1杯原価20円の烏龍茶を380円で出しても何も文句言われないけど、原価1000円のボトルワインを3800円で出してもまだギリギリ大丈夫だけど、原価7000円のボトルワインを14000円で出したらボッタクリって言われるから気をつけて。
 この法則は大事。

 仕入原価と広告宣伝費で45000円削ったから、手元には205000円、社会保険料と国民年金払って185000ぐらいで、返済の50000円足したら235000円ってとこだから年収は280万程度。
 ところでこの返済の金額は収入なのかって話だけど、経理上はそうでも頭の中では省いて良いと思う。だってもう使った金だし、使えないわけだし。

 だから今のところ手取り220万円が現実的かなと思うんだけど、月の給料として考えると18万程度。食べていけるけど養ってはいけないってのがリアルな課題。

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