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フルリモート初期のもやもやを乗り越えてチームメイトができた話

こちらの記事はGoodpatch Anywhere Advent Calendar 2020、6日目の記事になります。

みなさんこんにちは、UI&UXデザイナーのいいさんです。
現在、株式会社GoodpatchのフルリモートチームGoodpatch Anywhereや、他フリーランスとしてUIやUXデザイン、コミュニティ運営に関するお仕事などに携わっています。

Goodpatch Anywhereには7月後半にジョインし、8月後半位から案件が始まりました。今回は、初期(ジョイン〜案件開始頃)に感じていたもやもやと、それがどう解消できたかをご紹介したいと思います。

1度も会ったことのない人とチームになる

私の前職は小さなスタートアップで、その時からフルリモート勤務は始まっていました。しかし、そこは元々1年以上顔を合わせて働いていたメンバー同士。大きく特別な工夫がなくても仕事を進められていました。

しかしAnywhereでは、クライアントさんは勿論、同じチームのメンバーとも(物理的には)顔を合わせたことがない状態から案件が始まります。多分誰もが一番最初に「えっ、それ本当にうまく行くの...?」と感じると思います。実際私も感じていました。

初期もやもや[1] リズムを掴むの難しい問題

最初の頃は、仕事のリズムや案件毎の頭の切り替えが(今よりもさらに)うまくできず、よくタスクが詰まりすぎていました。勤め人だった時は通勤やメンバーとの雑談によってそのリズムが作られていたのだと、後から気付いたりしました。

a. #good_morningチャンネル

Anywhereのslackには「#good_morning」というチャンネルがあります。その名の通り「おはようございますー」的なことをつぶやくチャンネルです。

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オフラインであれば「おはよう」の後にちょっとした雑談が入ったりしますが、タイミングがわからないのがオンラインです。また後でもいいか、とコミュニケーションの機会も増えなくなってしまいます。
しかし「おはよう」というシンプルなお題があることで、他のメンバーのリズムをふわっと感じることができ、自分のリズムを作ることにも役立っていました。

(ちなみに、特にメンバーのおめでた事やAppleのリリースイベント前後は#good_morningのテンションが上がります。)

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初期もやもや[2] 誰にどんな相談できるか解らない問題

どの組織でも起こる問題かもしれませんが、多分に漏れず、私も最初各種手続きや設定であわあわしていました。しかしそんな中、いくつかの仕組みがオンボーディングや他メンバーとのコミュニケーションを助けてくれていました。

a.  しっかりと整備された相談経路

決して目立つ話ではないかもと思いつつ、ジョイン直後すごいなと感じたことの一つです。

Anywhereは、歴史の短さに反して業務へのサポート体制がしっかりしています。プロジェクトのこと、労務や法務のこと、セキュリティのこと、バックオフィスのこと...などなど。誰に質問したらよいのか?をほぼ迷ったことがありませんでした。

フリーランスやスタートアップでは、上記の様な悩みを相談ができる相手がいないこともざらです。しかし、そうした面を支えてくれるメンバーがいる事は、プロジェクトや他のメンバーとのコミュニケーションに集中することを支えていると感じています。

b. メンター1on1

Anywhereでは稼働を始めてから1ヶ月の間、「メンター」と呼ばれるメンバーと1on1の時間が設けられています。Anywhereのメンター制度は先輩と後輩が話す場の様な印象です。

1on1形式だと比較的どんなもやもやでも話し易く、「それ最初みんなよくもやもやしているから、○○でも相談してみるといいよ!」といった次のアクションへのアドバイスがもらえます。また、情報設計、プロマネ、UXなどなど、お題毎に強い人は?...など、相談できる/経験豊富な方は誰か、といった最初の羅針盤になる様な情報を教えてもらいました。

初期もやもや[3] 距離感を図ってじりじりする問題

「はい今日からこのメンバーでチームです!」と言われても、すぐに雑談できる様には中々ならないものです。しかし、一人一人がチームになろうとすることに加え、ちょっとした工夫の積み重ねがオンラインでチームメイトになることを可能にしていると思います。

a. ゆるい常時接続discord

discord自体比較的気軽目なコミュニケーションツールですが、Anywhereはその気軽さが他よりも際立っている印象です。こちらはdiscordのルーム名の一部なのですが、自由さが垣間見えるのではないかなと。

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ゆるいノリだからこそ気軽につなげることができ、気軽に雑談も始められます。1日目のごかさんのカレンダーにあった様に、ゲリラユーザビリティテストのお声がけが飛んできたりもしました。

discordにつなぐと、何処かにメンバーが集まって相談している様子や、ご飯中やMTG中などのステータスがふんわり感じられます。クライアント様とのMTG後に自然と集まって相談する時間ができたり、大きく構えずに話始められる雰囲気が感じられ、自然と話し出すハードルも下がっていきました。

初期もやもや[4] インプット進まない問題

デザイナー業を続けるには、何かしら勉強やインプットを続けることが必須だと思っています。それでも、金銭面やタスクに押されてインプットは後回しになりがちで、インプットとアウトプットのバランスに悩まされることが今でもあります。

a. 興味/関心毎の小規模勉強会

AnywhereではSNSなどで告知される様な勉強会とは別に、クローズドで手を動かしてみるOOUIワークショップや、課題図書を決めた小規模な勉強会が開催されています。

ここ5年近く(厳密に言えば)同僚のデザイナーがいない環境で働いていました。勿論、エンジニアさんやマーケの方とチームを組む良さはありますが、たまには深い専門性の話をしたくなるもの。断続的に開催される新しいお題の勉強会や、少人数で顔がみえる勉強会に参加することで、段々とインプットも仕事のリズムに組み込めてきている気がしています。

もやもや期の終わりが見えて

フリーランスというと華々しいイメージを持たれがちですが、5日目のうみちゃんのカレンダーにもあったように、実際には地道な作業や孤独との戦いからは離れられません。

しかし、Anywhereでのいくつかの仕掛けと、メンバーに恵まれてチームを組めたことで、一人では受けられないようなより大きなデザイン課題に取り組める可能性を感じています。

きっと私の様にオンラインコミュニケーションやフリーランス業にもやもやしている方もいるのではないかと思います。そんな時は、Anywhereでチームメイトになりましょう〜。


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