森本光由希

経済×知財×企業取材が得意なライター森本光由希です。経済のカタイ内容を、週刊誌でわかり…

森本光由希

経済×知財×企業取材が得意なライター森本光由希です。経済のカタイ内容を、週刊誌でわかりやすく書き続けて6年超。FP2級で、知的財産に精通、企業取材も大好きです。制作会社様はもとより、企業様からのご依頼も大歓迎。どんな方にも気持ちよく話していただく“大阪のオバチャン取材”を実践中。

最近の記事

賃貸派の終の棲家

結婚して、子どもを育て、マイホームを持って、やっと一人前―――。 だとしたら、私は50代だが、死ぬまで一人前にはなれない。 だって、私は賃貸派だから。 自分のものになる マイホーム派VS賃貸派、どちらが得かは永遠のテーマだが、 冷静な比較をすると、どちらでも費用は大きく変わらない、のが通説のようだ。 だが、マイホーム派の言い分は強い。 「家賃を払い続けるのはもったいないよ。 同じくらいのお金で、家が買える。自分のものになるんだよ」 何度言われたことか。 でも、「自分の

    • アラフィフ夫婦、保険の見直し――解約しました

      子どもらの独立をきっかけに、保険を見直すことにした私たちアラフィフ夫婦。 見直す経緯については、前回のアラフィフ夫婦、保険の見直しで老後資金200万円をご覧ください。 夫婦の目論見は、定期保険を解約して、年間約20万円の保険料を限りなくゼロに近づけること。そして、浮いた保険料は老後貯蓄に回そうというものだった。 保険の正体 私は加入中の保険を、3500万円だと思っていた。 定期保険3000万円+終身保険500万円。 なんと、これがそもそも間違っていたのだ。 そういえば

      • アラフィフ夫婦、保険の見直しで老後資金200万円

        (1)保険を見直すきっかけ 生命保険を見直すことにした。理由は子どもの独立だ。 娘23歳はのんきなフリーター。働いてお金が貯まると、ヨーロッパに行く。旅行に満足したら、語学を生かした職につきたいらしい。どんな人生を送るのか、不安はあるが、楽しみでもある。とにかく、親のお金をあてにしていないところが良い。 息子21歳。浪人までしてやっとの思いで入った大学を、昨年度で中退しやがった。 愚息には教育資金をつぎ込んだが、結果的には中退だ。親の期待など吹き飛ばされた。 ただ愚息は

        • フリーランスの年金問題(後編)国民年金だけじゃ心配すぎる

          「年金2000万円不足問題」が物議をかもすなか、孤高のフリーランスは蚊帳の外。国民年金には加入するものの、これだけじゃ老後の生活を支えられません。 そこで「わが身は自分で守れ! とにかく貯金するんだ」と言われても、預金利率は0.001%。貯金ではらちが明かないことは、もう誰の目にも明らかです。 「だから投資だ!NISAに、iDeCo。すばらしい制度を用意したじゃないか!」とお国は言うのでしょうか。仕方なくフリーランスは「定年もありませんから、死ぬまで働きます!」なんて言った

        賃貸派の終の棲家

          フリーランスの年金問題(前編)国民年金は捨てたもんじゃねー

          連日、「年金2000万円不足」問題が取りざたされ、さらに「3000万円は必要」などと火に油が注がれる始末。このまま何の解決策も示されず、選挙に突入しそうな勢いですね。 ですがここで、お気づきの方も多いと思います。この議論は「厚生年金加入の夫と専業主婦の妻」という限られた人々の、そのなかでも、40年間も勤め上げたというある意味セレブな方々がモデルになっていることを。どの専門家も、会社に属さない孤高のフリーランスには言及されませんが、フリーランスだって年を取る。年金は大いに必要

          フリーランスの年金問題(前編)国民年金は捨てたもんじゃねー