【カヌーポロ】いよいよヨーロッパ選手権が開幕します。

9月6日~10日までドイツのブランデンブルクにてヨーロッパ選手権が開催されます。(試合自体は9月7日から)
ブランデンブルクってどこ?って思い調べたところ、首都ベルリンがある州のようです。

今回のヨーロッパ選手権は、男女のシニア、U21の全4カテゴリが開催されます。
男子   13チーム
男子U21 16チーム
女子 9チーム
女子U21 10チーム

今回は男女ともU21がシニアの参加国数を上回りました。理由はわかりませんが、シニアではオーストリアが世界選手権の参加枠を持つ国にも関わらず不参加。女子もいつもより参加国数が少ないです。
恐らく来年の世界選手権がアジア(中国)で開催されることから出場枠を取りたい国が減った可能性があります。
過去にも2004年の日本、2008年、2018年のカナダで開催された時はヨーロッパからの参加国数が減る傾向があることから、来年の世界選手権も同じような傾向になることが予想されます。
逆に言えばアジアからの参加が増える可能性もあるので、現在出場枠を持っていない日本のU21の男女にとってはチャンスとなるかもしれません。そうは言ってもまずはアジア選手権で好成績を収めるのが大前提ですね。

さて、本題のヨーロッパ選手権に話を戻します。
組み合わせはHPに掲載されていたものを元に表にしてみました。

4カテゴリのリーグ一覧

また、こちらからスケジュールおよびライブ配信も見れる予定です。

https://canoepolo-tournaments.eu/?fbclid=IwAR1U542bMxBGBFdowfQZG8qfHW_Q8T1Ixod4NXnZZX5_Ro61wIASCjnMh_Q

女子のU21だけが2次リーグがなく準々決勝からスタートするようです。
これは当初、参加国数がU21女子が一番少ないと想定していたためと考えられます。
(世界選手権でも出場枠は10と最も少ないです)

各カテゴリごとに見ていきましょう。

男子シニア

13ヶ国が3リーグに分かれています。リーグの上位2ヶ国が次のステージに進出できます。
顔ぶれを見ると、どこに入っても死のリーグって感じですが、ヨーロッパ選手権とはそういうものです(笑)
恐ろしいのはGroupAにドイツとスペインが入ってること。
昨年の世界選手権の決勝で戦った両国。まさか同じリーグとは・・・
スイス、ベルギーも他のリーグであれば勝ち上がる可能性もありますが、ここでは厳しいでしょう。チェコは男子シニアの出場は非常に久々ですが、ちょっと力不足は否めません。
また、GroupBが最も混戦です。ランキング的に近いフランス、デンマーク、GBが揃っています。そしてポーランドも決して弱い国ではありませんので
この中のどの2ヶ国が上位に進出してもおかしくありません。
GroupCはイタリア、オランダが勝ち上がるでしょう。

女子シニア

かつてはGB・ドイツの2強時代が続いていましたが、最近はフランス、オランダが台頭してきています。ドイツは相変わらず強いですが、GBはやや低迷。さらにスペイン、イタリアが実力をつけてきている印象です。
スイスは例の敏腕コーチが引き続き率いているのか不明ですが、もし彼が継続してコーチングしているのだとしたら、どこまで実力をつけてきているか気になるところです。

男子U21

4チームずつの4リーグ。フォーマットとして美しいです。
アイルランド、リトアニア、オーストリアは男子U21だけエントリーしています。特にオーストリアU21は初出場なので、実力は未知数です。昨年の世界選手権で推していたチェコU21ですが、今回はどうでしょうか。個人的には期待しています。ユースカテゴリは順位の変動が結構あります。突然順位を上げる国もあれば、逆もしかり。その世代にすごい選手が1、2人いると急に強くなります。ただ、21歳以下という年齢制限のため、その選手たちが卒業してしまうと急激に弱くなったりします。そんな中で安定して順位の高いドイツ、フランスなどは競技人口が多く、層が厚いのが強さの理由でしょう。なんにせよ今回も、急に順位を上げる国が出てこないか楽しみです。

女子U21

以前の記事でも書いたことがありますが、このカテゴリが一番よくわかりません。男子U21同様、選手層の厚さが強さの秘訣ってことでドイツは毎回強いです。予想もしづらいので特にコメントはありません。

まとめ

来週からいよいよ開幕です。今回は全コートのライブ配信があるので、気になる試合はなるべくチェックしたいと思います。
大会後にまた振り返り記事を書けたらいいなと思っています。
(書くかどうかは気分次第です。)

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