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#2 負けなさすぎるリバプール

リバプールは、今季プレミアリーグ(以下PL)でまだ2敗しかしていない。

この2敗は、2021年12月29日のレスター戦でサラーがPKを決められずに0-1で負けた試合と

2021年11月8日のウェストハムのアウェイで打ち合いの末にアウェイで3-2で敗れたその2試合のみだ。


その2敗というのは、シティの3敗よりも少ない数字で、引き分けはシティよりも多い7試合だがこの1〜2試合の違いが今の勝ち点差1での優勝争いに繋がっている。

もちろんシティやチェルシーとの直接対決では全てドローで勝ちきれなかったのは痛いところだが、その他のチームには勝ち点をほとんど落とさずにこの35節まで来た。

この現時点での2敗のみという数字、なおかつ引き分けが多いわけでは無い現状がいかに凄いことが過去数シーズンと比較してみた。

CBの怪我人が相次ぎ今季のCL出場権さえ諦めかけた昨シーズンは、9敗

ナット&リースの伝説CBペア


そして、圧倒的優勝をした2019-20シーズンは、3敗3分

ちょっとこのシーズンは狂っている戦績だが、負けの数のみを見ると今季よりも1試合多い3試合

それ以前は、下記の通り
・2018-19 1敗(勝ち点97で2位)
・2017-18 5敗(4位)
・2016-17 6敗(4位)
・2015-16 10敗(8位)
・2014-15 12敗(6位)
・2013-14 6敗(SASの2位)
・2012-13 9敗(7位)
・2011-12 14敗(8位)
・2010-11 14敗(6位)

優勝したシーズンよりも狂った1敗で2位という物が含まれていたが、近年を見ても2敗という数字の凄さを改めて感じる。


私の中で"シーズン2敗"というワードは、どうしても2008-09のマケダシーズンを思い出してしまう。
あのシーズンでさえ優勝出来なかったのでもうPLは無理なのかと本気で悲しんでいた。

ユナイテッドのマケダ

アロンソ、マスチェラーノ、ジェラードのMFでさえ優勝に届かなかったあのシーズンだ。


もちろん、負けが減れば勝ち点は増えて優勝争いに入ってくるというのは当然だが、昨今のPLのレベルの高さを考えるとやはり今シーズンのリバプールが2敗しかしていないというこの現実を見れていることを改めて喜びたい。


今回は、このシーズンでの負け数という数字に重点を置いて振り返ってみたけれど、所々に出てくる過去の数シーズンは、今後の記事でそれぞれのシーズンであったことや、ポイントを細かく書いていきたいと思う。


今季のPLは、あと4試合で全てが決まる。

スパーズ、ヴィラ、セインツ、ウルブズと曲者揃いだが、この2敗を増やす事なく最後まで走り切ってシティにプレッシャーをかけ続けてほしい。


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