見出し画像

大川橋蔵・主演 銭形平次 第116話「四人目の男」(1968)


あらすじ

山岳山人が船宿・鶴喜からの帰り道に殺害された。
平次は、傷口が別々の刃物で二つ付いている事に疑問を覚える。
更に、娘に遺留品を返却しに行くと、持ち物から印籠が消えている事を指摘される。
山岳山人の身体には卍の入墨があり、調べにより抜荷の罪で手配中の男であることが分かった。
事件はすぐに落着するかに見えたが、「自分が殺した」と名乗る人間が次々と現れ始める。
果たして真犯人は誰なのか? その動機は何なのか?
平次は、事件の背後に未だ隠れている人物を追いかけていく。


紹介と感想

一人の殺人に、複数の犯人候補が自ら飛び込んできた今回の事件。
物語は、平次の捜査をじっくりと描いていきます。

そのため、中盤までは比較的な地味な展開となりますが、新事実を定期的に明かしていき、最後にはド派手な立ち回りがあるため、飽きることなく見続けることができました。

犯人は大胆不敵な人間でしたが、平次は僅かな違和感を見流さず、犯人の思惑を逆手にとって一芝居を打ちます。
犯人への皮肉も込めた平次のなりきり具合が素晴らしく、推理披露シーンもカッコ良かったです。

ちなみに、万七は平次に手柄をとられたため、前半のみの出番でした。

身体中に銭を隠してある平次親分の十手クルクルも拝める、推理にアクションに色んな要素が堪能できる面白い話しでした。

※2024年2月10日11時頃まで東映時代劇YouTubeチャンネルでも観れます※

アマプラの東映オンデマンドでも観れます。

ゲスト

   茂吉/花柳喜章
   兼吉/田口計
むじなの六/月形哲之介
 山岳山人/北原将光
船宿の主人/熊谷武
  遊び人/白川浩三郎

大川橋蔵版レギュラーキャスト(当話出演者のみ)

 銭形平次/大川橋蔵

  八五郎/林家珍平
   お静/八千草薫

三輪の万七/遠藤辰雄
   清吉/池 信一

   お弓/鈴村由美
   為吉/神戸瓢介


この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?