自分では思ってもみなかったところで
救われることがある。

それは私が就活をしていた時、色んな会社を受けたけれど、全く実らなかった時期があった。
焦って、空回りして、空虚で疲れていた。
夜、寝る時は色々考えてしまい、音楽を聴かないと眠れなくなっていた。
そのとき聴いていたのが、
米津玄師の「WOODEN DOLL」
だった。

いつも聴いていて、いつもは何とも思わなかったのに、その時は歌詞までちゃんと頭に入って来た。
すると、何故か涙が出てきた。
多分、いろいろ疲れていて、
昔、虐められていたこととか、
誰にも、自分にさえ救ってもらえなかった自分が、
頭の中で映像となって立ち上がってきた。
可哀想な私。
弱い私。
認めてあげられなかった。

けれど、そんな私に米津さんの曲は寄り添ってくれて、

「大丈夫、君はここにいても良いよ」

と言って存在を認めてくれるような気がした。

こんなに後になって、あの頃の自分を救ってくれる存在に出会えるとは思ってもみなかった。

ありがとう。

#君のことばに救われた