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「How are you?」って聞かれたら何て返すのがカッコいいのか、ネイティブとの会話から拾ってみた

エレベーターでご近所さんに会ったとき。
お店のレジで。
知り合いに偶然会ったとき。
約束していた友達に会ったとき。

「Hi!」とか「Good morning」のあいさつの次に付いてくる、二言目に毎日必ずといっていいほど交わされる言葉がこの「How are you?」
日常会話では「How are you doing?」とか「How’s it going」 という場合も多いですね。久しぶりの相手なら「How’s it been」と言ったりも。

これらの「ごきげんいかが」的あいさつ、本当に本当に毎日交わされますので、答えがマンネリしている、という方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は実際の北米生活の中でネイティブと話して聞いた、いろいろなバリエーションをご紹介します。日常的に、または定期的に英語で会話する機会のあるインターママや、英会話を習っている方などはぜひ参考にしてください。


返事の基本形は「返答+お礼+聞き返し」


返事の基本形は、「返答+お礼+聞き返し」の3要素の組み合わせです。
ほぼ社交辞令なので、返答の部分は「元気です」というポジティブなものが基本。それに、「聞いてくれたことに対するお礼」と、「相手を気遣う聞き返し」をプラスします。

お礼は

「Thank you」
「Thanks」

でOK。

聞き返しは、

「And you?」(基本形)
「You?」(短くカジュアルに)

でいいし、長めに文章でいうなら

「How about you?」
「 How about yourself?」
「How’s everything with you?」

などですね。

これらの後半の2要素の部分は大差ないので、言いやすいものを言えばよいかと思います。

では、1つ目の要素の「返答」の部分のバリエーションを見てみましょう。

ベーシックな返しは「Good」


もっともよく聞くのが「good」という言葉。うちの子どもも、ご近所さんに会ったときなどはだいたいこう言ってます。

I'm good.(アイム↗グー↘のようなイントネーション)
Good!(グーーッのように元気よくいうと親しみやすい感じ)

それに後半の要素を加えて

「I'm good. Thank you, and you?」
(基本形)

「I'm good. Thank you」
(エレベーターなどでご近所さんに会ってもう1階に付きそうなタイミングなど急いでいるときは聞き返し省略したりもよくする)

「Good! You?」
(カジュアルな間柄の場合、お礼を省略するのもアリ)

みたいな感じですね。

「Good」は「良い」と訳されがちですが、実際の会話の中では「良い」というよりは「普通」といったニュアンスです。もちろん言い方によるので、笑顔で元気よく明るくいえば「いい」感じが出ますが、普通のトーンでいうなら「可もなく不可もなく」「悪くない」的な印象を与える言葉です。

「Well」も使えます。

「I'm well」
(元気だよ、と健康状態がいいこと、または全般的にいいことを示す)

I'm doing well」
(doingが加わることで、自分の健康状態というよりかかわっている物事がうまく運んでいるようなニュアンス)

「Fine」ももちろん使います。が、カナダでは「Good」の方が多いかなあ。マレーシア(イギリス英語)にいたときの方が「Fine」をよく聞いた気がします。


「とてもいい・いい」という場合


Good(普通)よりもさらにいい状態を表現したい場合は、「Great」や「Perfect」が使えます。

「Great! Thanks!」

「Perfect!You?」

「Feeling great, thanks! How are you keeping?」

などですね。
もう少しイディオムっぽく言うなら

「Couldn't be better! And you?」
「最高だ(これ以上良くなることはない)よ!あなたはどう?」

もアリですね。

「Wonderful」や「Fantastic」なども使えますけど、あんまり聞かないかな。あんまり大げさにいうとジョークか、皮肉とか自虐みたいに聞こえます。でも、普段からわりと凝った表現とかポジティブな表現を多用する人などは、日常会話でも使ったりしていますね。
オンライン英会話などでバリエーションとして使ってみるのはおすすめです。


「まあまあいい・普通・悪くない」という場合(よく使うのはこのへん)


あまりおおげさに「とてもいい!」というとジョークみたいに聞こえるので、基本的には「普通にいいよ」くらいのトーンが現実的な返しです。
前述以外でいうとしたら、以下のバリエーションがあります。

Pretty good, actually. And you?
(まあまあいいよ、実際のところ。あなたは?)

Prettyは「とても」という意味だと習うので「Pretty good」は「すごくいい!」なのかな、と思いがちですが、日常会話では「わりといいよ」「まあまあいいよ」程度のニュアンスです。文句はないけど、非常に高揚しているわけではありません。こなれた感じがするし、使いやすいです。

Can't complain. How about yourself?
(まあ文句ないかな。そちらは?)

こちらも「Can't complain(文句なし)」なので「最高」なのかと思いきや「文句を言うほどでもない=まあまあいいよ・概ね満足」というわりと控えめな満足というトーンです。こちらもバリエーションとして使いやすいですね。

Same old, same old.
(いつも通りだよ)

いつもと同じ。変わり映えしない。まあ悪くもないけどね、って感じです。
2回繰り返すことで「変わり映えしない感」を出します。

Not too bad, thanks. And you?
(悪くないね。ありがと。そっちは?)

悪くはないけど特別良いわけではない、中立的な状態です。



番外編:日常は使わないけど覚えておくといいかも、な表現


おまけにもうひとつ。

「(I'm /  I'm floating ) On cloud nine! Thank you!」
(調子/気分は、最高だよ!ありがとう!)

「I'm on cloud nine(9番目の雲の上にいる)」という表現も「最高!」という意味です。日常会話で出てくるとしたら相手は気取ってわざと言っているかインテリな人という感じだと思いますが、スピーチとかではよく使われているので覚えておくといいかと思います。

ちなみに、語源に興味のある方はこちらの動画をどうぞ。


まとめ


というわけで、普段は「Good, you?」と言っていればいいのですが、ちょっと工夫したいときなどに上記を参考にいろいろ試してみてくださいね。

「Pretty good」「Not too bad」あたりは、ちょっとこなれてて、かつ意味的にもちょうどいいので、使いやすいバリエだと思いますよ。


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