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「My name is」とか「I am」とかって、自己紹介で言わないよ?

初対面の人と出会うことって、わりと頻繁にあります。
まず名乗ることになりますが、このとき「My name is」とか「I am」って、意外にあんまり言いません。

では、何て言うのか?

今日はそんなお話です。


「My name is」とか「I am」とかって言わないよ?(by小学生の娘)


意外に、そうなんですよね。

子どもの社会でも、大人の社会でも、「My name is Yuriko」とか「I am Yuriko」とかって言い方をあまりしないんです。

これまで経験した中で圧倒的に多いのは、名前だけをいうパターン。

例えば、第三者が紹介してくれて私(Yuriko)とSophieを引き合わせてくれるときは、こんな感じ。

「Sophie↗、 Yuriko↘ (Sophieに対して呼びかけて、私を紹介)
 Yuriko↗、 Sophie↘」(私に対して呼びかけて、Sophieを紹介)
で、お互い「Nice to meet to you」と言う感じ。

もしくは第三者がいなくて私とSophieでお互いに自己紹介する場合なら、握手をしながら自分の名前だけをお互いに言う。

「Sophie」(自分の名乗り)
「Yuriko」 
(自分の名乗り)
で、握手。

いずれの場合も名前だけ。

私がソーシャル(社交目的の集まりや食事会)に初めて参加したときなどもそうだし、小学生の娘曰く、子ども同士でも同様だそうです。



ただし、こんな場合は同じメンバーでも「My name is」と言います


ただし「名前だけ」が主流なのは、口頭でのカジュアルな場でのあいさつの場合。

マレーシアでもそうでしたが、北米でもだいたい保護者グループはWhatsAppというメッセージアプリを使うのですが(使い方はほぼLINEと同じ)、そうしたテキストメッセージでのコミュニケーションになると、同じメンバー構成のグループであっても「My name is」で始まるメッセージで名乗るケースが圧倒的に多いです。

グループでのメッセージの場合、テキストになることもあるし、1対多になるので、少しフォーマル感がアップするのですね。


では「I am ( I'm )」を使う場合は?


一方、「I am」を使う場合は、名前に続けてそのままの文でもう少し情報を加える場合

例えば 「I am Yuriko, originally from Japan」とか「I'm Yuriko, XXX’s mother」のような感じに「I am ○○」という形なら名前に続けて一文の中にいくつかの情報を入れることができます。

「My name is」で始めると、「My name is Yuriko, and I am XXX's mother」と文を区切らないといけないので、ちょっと長くフォーマルめになってきます。コンパクトにしたいなら、「I'm」で始める方が適している、というわけですね。

子どもの場合は、特別なシチュエーションでない限り長い自己紹介をすることはなく、名前だけ言ったらだいたいそのまま遊び始めます。そのため、ずいぶん後になっても国籍を知らない場合も少なくありません(見た目と国籍って違う場合も多いですし、国籍を言いたがらない子もいます。祖国から亡命してきている場合などもあるので)。

あ、でも以前にイギリス人と日本人のハーフの男の子で、名前のあとに「I'm British」と付けていた子はいました。なので地域や文化や本人の意識、その場のシチュエーションによることもあるでしょうね。


まとめ。直接会って1対1で自己紹介するなら、コレだけでOK


そんなわけで、直接会って、1対1で自己紹介する場合は、私たちの周りでは「名前だけを言うのが主流」です。

「これだけでいいんだ!」と意外な感じがするのでは。ぜひ機会があれば試してみてください。

ちなみに、特に子ども社会では「My name is」とは日常的にはほぼ言わないようで、日本の英語の教科書に子ども同士の1対1の会話としてこう出ているならかなり違和感を感じる、と娘は言っています。今どうなんでしょうね。

中学生向けのテキストや英語学習の書籍に載っている例文を見て「いわないw」とウケていることもわりとあります。TikTokなどでもおもしろおかしく歌われていたりもしますね。

とはいえ、娘のクラスには普段からかなり丁寧な言葉遣いをする男の子(成績がよく、性格も良い)がいて、その子のことは「彼はしゃべるとほんとにシェイクスピアみたい」と評しているのですが、その子ならカジュアルな場であっても「My name is~」といいそう。このように、やはり「キャラによる」という部分はあるようです。

(巷でさんざん言われていることのひとつに「『I'm fine thank you, and you?』なんて誰も言わないよ」説がありますが、私はその「I'm fine thank you, and you?」をリアルに言われたことがありますしね)

(過去記事すぎてちょっと恥ずかしい、けど貼っちゃう)


かなり前ですが、バイリンガールのちかさんもYoutubeで「And you?」のことを「You?」とだけいう、ということをおっしゃってましたし、
(「You?」もカナダにきて初めて体験したので、北米英語なのかも)
北米では、いろいろ省略されがちなのかもしれません。


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