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23-100. 生きる力、生かす力|7週ラスト

記念すべき100記事目がまさか妊娠記録(しかもつわり記録)になろうとは。苦笑

11/11(土)7w6d

今日で7週が終わる。トツキトオカのアプリで記録を遡ると、7年前の娘の妊娠のときは、7週目では、まだこんなにぐったりしてなかった。

つわりをYoutubeで調べると12人産んだ助産師HISAKOさんの動画が出てくる。軽快な関西弁で妊婦さんを笑顔で励ましてくれる動画だ。

HISAKOさんはつわりがなかったから12人産めたわけではなく、しっかり毎回つわりを経験したらしい…す、すごすぎる。

この動画だったか定かではないが、動画のなかで男性スタッフに「あんたつわりのしんどさわからんやろ?つらすぎて自殺すんで!笑」みたいなことを言ってて笑った。

確かに女性の耐える力はすごすぎると思う。まあ、うちの旦那さんは静かに耐え抜きそうだけど…。

あまりにもしんどくて、毎日が長すぎてこんなツイートをしてしまった。

夏生さえりさんのnoteに書いてあったエッセイにものすごく共感したからだ。

「頑張っているんじゃなくて、なすすべなく、ただただやり過ごしているだけだよ」

言ってからハッとした。そうだよね、多くの妊婦がなすすべなく、ただやり過ごしてきたんだよね。食べて泣き、トイレで泣き、顔をしかめ、身内以外誰にも話せず、何食わぬ顔をして過ごしてきたんだよね。

そう思うとなおさらに世の中の経産婦を尊敬し、街ですれ違うたびに「有難や」と思うようになった。

今日は、どうにもこうにもつらく、一日中頭が重く、吐き気があり、胃が空っぽで気持ち悪いのに、何食べてもしっくりこない日だった。

2種類も鶏ごぼうご飯を買ってきてもらったけどどっちも味付けがダメだった。でも、インスタントのしょっぱいお味噌汁がとてつもなく美味しかった。

1日の中で少し楽な時間もあるし、数日に1日は楽な日がある。そういうときには「あぁ生きてる」と思える。

耐えることに慣れすぎたくはない、と思ったけど

なすすべなく耐える力を持ってることに気づくことは、どんなにつらい状況でも、流れに身を任せる力を持ってることを知ること。

トップ画は有名な「つまぼく」だ。
末期癌の奥様をもつ著者が、保護犬を飼う話。

闘病生活というよりも、保護犬がもたらしてくれた家族の絆やしあわせを中心に描かれている。読み終えてから静かに泣いた。

奥様は、抗がん剤治療に耐えていた。
一瞬一瞬を大切に生きてた。
闘病生活は本人が望んだわけじゃない。

いっさいなりゆき、っていう樹木希林さんの本にもあったけれど、女性は成り行きを大きく受け入れる力を生まれた時から持ち合わせているのかもしれない。

そしていま、わたしはつわりを経て、いろんなどうしようもないことを大きく受け入れる器を育ててるのかもなぁ。

仕事では得られない成長を、妊娠出産はもたらしてくれると思う。

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