霧氷嬢

平日は技術職、週末はえっちなおねえさん。 会社では笑えないのに店舗ではよく笑う、そんな…

霧氷嬢

平日は技術職、週末はえっちなおねえさん。 会社では笑えないのに店舗ではよく笑う、そんなわたしの備忘録。 目標は、いつか著者になること。 お客様との思い出を守るため、本質が変わらない範囲で、内容に一部フェイクを入れています。

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  • 霧氷嬢の日記

    副業:えっちなおねえさんとしての日々を綴っています。

最近の記事

同じ会社じゃなくて良かった - 日記 231209

何も予定のない土曜日に、昼から店舗の閉店時間までシフトを入れた。 夜の最後の一枠、写真指名40分のお客様がスーツを着用されていたので「今日はお仕事でしたか?」と質問した。 「普段は土日休みなんだけど、今日はね」 「もしかして、バグ対応……?」 お客様がとても驚いた顔をなさっている。 「わたし、本業がそういう業界なんですよ」 わたしの本指名様の中には、わたしの本業と同じ業界業種で活躍している方が、結構いらっしゃる。 お店で同じ本業の子がいると聞いた経験は一度もなく、その

    • 人生最初のお客さまは - 日記 231205

      わたしにとって人生で初めて風俗嬢として接客したお客さまは、店舗を移籍した今でも、わたしを本指名してくださっている。 1店舗目のスタッフさんには、わたしが、業界完全未経験のすごく真面目そうな子に見えていたのだろう。 そのせいか、お客さまからも「スタッフさんに初接客だから優しくってめちゃくちゃ言われてて、プレッシャーを感じている」みたいなことを言われた。 タイマーや備品、気遣いや写メ日記について、少し教えてもらった。 あのとき教えてもらわなかったら、わたしは「写メ日記はめち

      • 15回もシャワーを浴びた - 日記231204

        「肌が綺麗だね」と褒めてくださるお客さまは、わたしがファッションヘルスに出勤している日、1日7~15回シャワーを浴びている姿を推測していないと思う。 1回の接客でプレイ前と後で2回。1日あたりの接客数は、会社帰りの出勤だと3人くらいで、会社が休みの日の出勤だと7人くらい。 家に帰れば、店舗では洗っていなかった顔と髪を洗うためのシャワータイムがあるから、追加でもう1回、というわけだ。 たった数ヶ月、週1~2回の勤務経験で語るのは恐縮だが、わたしが風俗嬢に向いている女性の条件

        • 二度目の2X歳 - 日記 20231203

          わたしは実際の誕生日と同じ季節に源氏名の誕生日を設定している。そのため、写メ日記で誕生日を匂わせていた。 まさか、ファッションヘルスの小さな部屋の中で、大好物のミルクレープをホールでいただくとは思ってもいなかった。 しかも源氏名が書かれたチョコプレートが乗った状態で。これを、お客さまの地元からここまで運んできてくださったなんて、すごい……! プレイの合間に裸で食べるミルクレープは美味しくて、美味しくて。とはいえ、この姿はなんか間抜けで。 しかも、この状態のわたしは、平日昼

        同じ会社じゃなくて良かった - 日記 231209

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          6本

        記事

          わたしを一番知るのは - 日記 20231126

          土曜日と日曜日は会社がお休みだ。わたしはたいてい、どちらか片方は本名の自分を休ませ、もう片方で源氏名の自分を奮い立たせる。 ふと思う。自分自身を除いて、わたしを一番知るのは誰なのだろうか? 家族も友人も、源氏名のわたしなんて想像すらしていない。しかし、源氏名のわたしに定期的に会う人は、本名で過ごすわたしを想像している。 わたしが投稿した写真や文章から、わたしと直接会ったときに聞く話から、「こんな食べ物が好きなんだね」「会社しんどそうだね」なんて思ったりしている……のだろ

          わたしを一番知るのは - 日記 20231126

          複数の名を持つ者よ - 日記 20231125

          わたしが今年、一番多く呼ばれた名前は、たぶん本名ではない。1店舗目か2店舗目のファッションヘルスの源氏名だろう。 大学を卒業して会社に入社して、人間関係はびっくりするほど小さくなって。名字で呼ばれるのは、同じ部署の同期か先輩から、1日に2~3回だけ。 大学で友達に呼ばれていた愛称は「LINEの登録名だなあ」と思うだけの文字列に成り下がってしまった。 今年所属した店舗は2店舗、体験入店をした店舗はもういくつか。体験入店のその日だけの名前でも、結構反応できるものだ。 学校

          複数の名を持つ者よ - 日記 20231125

          新卒1年目、副業風俗嬢。

          コロナ禍でも友人や後輩に恵まれ、充実した大学生活を過ごした。第一志望群から内定をもらって、充実した社会人生活を過ごせると信じていた。 大学では結婚を考えられる恋人もできた。社会人になり、実家を出て、会う頻度を増やせるのが楽しみだった。 生きがいも生活も崩れた 新人全員が集められ、会社指定の課題合格を目指す研修期間中に、体調を崩した。入院をして、休職をした。 1日30個以上の薬を飲み、毎月1万円以上の医療費を払う。給料の代わりになるらしいという傷病手当金は、給料よりもず

          新卒1年目、副業風俗嬢。