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おすすめのテキスタイル - 影響を受けた巨匠 編 -

好きなテキスタイルについて。今回は巨匠の作品との出会いをご紹介します。

●イームズの布 

19歳くらい。
学生だった時に買った布ベルトに使われていた布地がイームズのものでした。
ベージュ地に、ドットと十字が組み合わさった白い模様は時代もモチーフもわからなくて、でもレトロで未来っぽくてかっこいい。
(昨年あたりユニクロのブランケットにこの模様が採用されていて驚きました。) 

当時(2000年代前半)のインテリアは、
アメリカのミッドセンチュリー家具がとても人気で、その流れもあったのかイームズの布地を使った服やアイテムがセレクトショップによくありました。 

ちなみに、ここ数年はかなりのイームズブームで、ハーマンミラーのイームズアイテムの充実ぶりは過去最大なのでは?と思います。
チャールズ・イームズのデスクがドイツのヴィトラ デザイン ミュージアムに、保管されているので、いつか見に行くのが夢です。あとイームズ スタジオのあったL.Aも巡ってみたい。 

●芹沢銈介の風呂敷 

実はテキスタイルを制作し始めてから芹沢銈介を知りました。恥ずかしながら。
デパートの販売で店頭に立っている時に、同じフロアの着物売り場で偶然見つけた風呂敷。文字が模様になっていて、色は抑えたトーンながら楽しさがあり、さらにそもそも絵が上手い、目線誘導と構図が巧みでありながら、ラフで遊びもある。
これは誰が作った模様であっても名作。作った人が有名だろうが無かろうかこれは名作!一目惚れ。
作者は芹沢銈介。人間国宝の最初の人。めちゃめちゃ有名な作家でした。
後に静岡市立芹沢銈介美術館にも行きました。とにかく作品が多いもの魅力。商品が手に入りやすく多彩なのも魅力。
静岡で買った風呂敷は毎日使っていて、仕事終わりにパソコンに掛けています。 

●江戸の歌舞伎役者のてぬぐい 

高校生の時からハンカチ代わりに手ぬぐいを使っていました。親がお土産に買ってきたものや、ライブの物販で自分で買ったものをもったいないからと使い始めたのが最初。
今では100枚くらいはあるかと思います。ハンカチとしてだけではなく洗面所と台所にも手ぬぐいを使います。模様を気分で選べるのが良いです。
20代中盤に偶然見つけた日本橋の老舗手ぬぐい屋さんで、たくさんの模様を見せてもらってさらに開眼しました。
歌舞伎役者専用の模様の手ぬぐいが好きで、柄に洒落があったり模様がかっこいいのはもちろん、江戸時代の私の祖先はこの模様知ってたのかな?と考えると、とても不思議な気持ちにもなります。 

私の好きなテキスタイルを書き始めたらけっこう楽しかったので、思い出したらまた書き足していきますね。
#テキスタイル  #布 #私の好きなもの