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誰もせいでもないかもしれない

友人が離婚したそうだ。

詳しく話を聞くと、それほど珍しくも無いトラブルによるものだった。彼が会社を経営していて、家を開けることが多くなって・・・そのほかにもいろいろあったが、あえてここには書かない。

彼は関係を修復しようとしたが、奥さんがかたく拒否したそうだ。


多くの人と関わる彼は、「壺を振る」という表現をした。

壺のなかに赤いアリと黒いアリを入れる。そこで誰かが壺を振ると、アリたちは喧嘩をはじめてしまう。アリたちはお互いに、なぜ自分が怒っているのかわかっていない。そういう言い回しがあるらしい。中国かどこかの古事かしら。


彼は経営者としてコロナ禍を経済や人間関係といったいろんなジャンルで体感し、パンデミックがどれほど多くの影響を与えたのか、つよく実感した。

いわく、「ようやくこの時期が終わるかと思いきや、まだ問題は残っている」のだそうだ。


べつに既婚者や経営者でなくても、いろいろな場面でパンデミックの影響を受けた人は多いと思う。自分もきっとそのうちの1人だ。

私は去年くらいから、関わる人たちがとにかく急いでいるという事実に気づいた。それにより、ミスやトラブルを起こす人をよく見た。自分もケアレスミスを頻発した。

私たちはきっと、何にたいしてイラついているのか、自分でもわかっていない。