見出し画像

向上心を捨てて楽になった

仕事や勉強のクオリティを上げたいな、と頑張っていた。あとスケボーの腕前とか、好きなゲームの点数なんかも。

最近は、べつに上達しなくてもいいや、と思うようになった。というか、どう努力してもどこかでトラブルが起こる。きりがない。

ゲームの場合はただ点数が低くなるだけだから、べつにいい。けど、仕事の場合はたくさんの人とストレスの押し付け合いをしなきゃいけない。スケボーの場合は、体がおおきな怪我をする。


今でも筋トレや絵の上達を目指していろいろ試行錯誤している。

でも、内容をより高度にすることをやめた。いまの作業に飽きたら別のことをしようかな、ぐらいでいい。

さっき2019年に書いた絵を見てみたら、なんかあんまり今と変わってなかった。つまり、たいして上達してない。


2019年の絵

でも別にいいよな、と思う。なんとなくヒマなときに描いてるだけだし、身近な人たちが「すごいね」「いいね」「すてき」みたいなことを言ってくれたらそれで十分だ。


仕事については、どれだけ頑張ってみても、なんかミスをしたりトラブルが起こったときに追求される。そのことに疲れた。

もちろん私だって他人によく思われたい。悪く思われたくない。「いいね」も給料も増えて欲しい。減ってほしくない。

そのために「おなじミスを繰り返さないようにしないと」とか「誰にも迷惑をかけないように」と気にすることに限界を感じる。


スケボーについては、もうトリック(動きのある技)をまったくやらなくていいと、考えを改めた。すると、心が解放され、自由な気持ちになれた。

ただ板の上でコロコロするだけでいいじゃないか。仕事もそう。ただ特定の時間内に働くだけでいいじゃないか。飽きたら別のことをやってみよう。

いまのマネーゲームの仕組みが、そんなのんびりとした動き方を許さないことくらい知っている。
かせぐ側にとっても、使う側にとっても。

それでも、どんなに後ろからクラクションを鳴らされようとも、私はふつうのスピードで自分自身を運転したいのだ。

追い越したい人はアクセルをぎゅっと踏んでくれればいい。