永遠と対抗しうるのは、じつは瞬間じゃないか?(だから今を生きるしかないんじゃないか?)
大江健三郎が亡くなりました。
文芸誌には数多の追悼文が寄せられ、新聞の歌壇には彼を悼む歌が多く入選していますね。僕は権威に弱いので、芥川賞作家とか、中高の国語便覧(懐かしい)に詳しく掲載されている作家とか、海外で人気の日本作家とか、そういう評判のいい作家は、よし読んでやろうという気分になって手を出します。ノーベル文学賞作家である大江健三郎も、当時高校生くらいだったでしょうか、大江朝なんて呼ばれるようなまさに権威ですから、もちろん一作買って読もう思ったのですが、これが全くちんぷ