SAGAノート#3:緑とアートを愛して
5月の嵐山は新緑に満ち、アート巡りにうってつけだ。
人の流れをすり抜けて、川伝いに上がれば、嵯峨嵐山文華館さんに辿り着く。今回の展示は四季とりどりの花を描いた日本画で、横山大観や菱田春草らが描く情景により花暦がうつろいでゆく。私は2階に展示されていた今尾景年の花鳥図4点に特に惹かれた。鳥たちは生き生きした表情で戯れ、その羽毛はツヤと柔らかさを存分にたたえる。花は大小さまざまに掛け軸を飾り、洗練された構図に整えられている。会期中にもう一度見に行きたい作品だ。
午後は阪急で大