二次創作 ラスト・オブ・アス

サラは一人ぼっちだった。その日、ジュエルは帰って来ない設定
隣人の悲鳴が聞こえ、サラはベットの下に隠れる。
スマホを使い何が起きているのか情報を探していた。
政府が感染者を駆除している報道がなされていたが、SNSでは感染してない人もまとめて駆除してるような記載があった。政府は感染を抑える為に街ごと封鎖するつもりだった。
ガラスが破壊される音。庭から誰かが侵入してくる。


一階での物音がしばらく続いた後、それは二階に上がってきた。SNSによると感染者にはある程度の知性が残っていて隠れている人も積極的に探そうとするらしかった。このままベットの下に隠れているだけでは不安だったサラはクローゼットの奥へと隠れた。

『いるのは解っているのだよ~。大丈夫だから出ておいで~』
隣人のオジサンらしき声だった。
その日、サラが家から出ていない事を覚えていたオジサンだった。サラ家にいるかもしれない事を理解している感染者かもしれないオジサン

優しい声を出しているようでいて、人らしくないぎこちなさがある。
オジサンはしばらくサラの名前を呼びながらクローゼット開けたり、ベットの下を覗いたりした。
サラがいない事を理解すると奇声を上げて外へでていった。




SNSの考察投稿によると
1.感染者の生態は感染者同士では襲い合わない。感染者は特殊なフェロモンのようなものを出していて互いを獲物だとは認識しないらしい。
2,音に反応する為に静かにすること。
3.光刺激にも反応する
4.例外的に1~3に該当しない感染者も多くいる。脳が汚染しきってない者は知性が残る反面、1~3のような条件に該当しないのではないかと考察されている。

夜が明けるとサラはこの先どうすべきかを必死で考えていた。ジュエルは死んでいてもう戻らないかもしれない。外へ逃げて運良く感染者のいない場所へ向かっても政府に殺されるかもしれない。
サラは自宅の食料が尽きるまで家から出ない事にした。

幸いにも水道、電気のインフラはあった。食料が尽きたとしても水さえあれば二週間は持つ。その間にスマホによる情報収集した。

街の主要な道路は封鎖され、住民は感染者もろとも閉じ込められた状態。治安も一夜に大きく崩れ、略奪が横行。その中でも武器を持つ者が強く、家庭での武器の探し方についての情報までSNSに上げられていた。
ジュエルもサラに内緒で拳銃を自宅に隠していた。
サラはそれを探し出して護身にした。

5日目に食料が尽き、そこから一週間たったがジュエルは帰ってかなかった。サラは置き手紙を残し自宅から出た。

ジュエルがもしサラと同じ様に、どこかの施設に閉
じ込められて身動きが取れなくなっている可能性があるとしたら。
そんな小さな期待を胸にサラは冒険に旅立った。

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