考えることを放棄した人達
最近の世の中を見ていると、みんな考えることを放棄したんだなと感じる。
何かを見た時、その裏に何があるのかというのを考えるのは楽しい。調べるのも楽しい。
変な話都市伝説なんかもその類で、表ではない、誰も見ることのできない裏側だからこそ都市伝説は楽しいんだ。
しかし今は何か気になることがあればネットで調べてすぐ出てくる。ここまでは調べているから良いのだが…答えまでが早すぎる。
そのせいで考えることを放棄している人は多い。ネットで調べて情報がなければそこでおしまいになってしまう。
じゃあ図書館へ行く、情報のある著書を読む、周りに聞く、そんなことまでする人はいない。
そしてネット情報が正しいと思い込む。
ただ実はみんな心のどこかで、ネットの情報が本当ではないんじゃないか?というのはある。頭の片隅に本当はある。しかし突き詰めてしまうと終わりがなくなり、面倒になるのがわかってるから真実だと思い込ませているんだろう。
SNSの文面を信じ込み、ネットニュースを信じ込み、そしてテレビを信じ込み、全てのメディアを信じる。
テレビの裏側なんて腐る程ある。
事務所にタレントにスポンサーに政治、色んなものが関わってるんだから裏側がないわけがない。その結果先日騒がせた吉本の件だろう。
少し考えればテレビ業界、あんなことがあるだろうなというのはわかる。闇営業に反社との繋がり、事務所からの抑制、こんなのが全くないわけがない。
あれだけ騒ぎになったのはみんなが考えていないからだ。テレビとは?タレントとは?芸能界とは?少し調べて考えれば、まぁあるだろうねーくらいで済む話で、あんなに騒ぎ立てることはない。
そしてあの騒動の最中は選挙期間中。
これは推測だが、たまたまかぶっただけにしては選挙の話が薄くなりすぎていた。
とまぁほとんどの人はここまで考えず、画面に映ったものをそのまま信じ込む。
確かにこんな風に考えると何が真実かわからなくなり面倒くさい。でもその考えを持たないことは非常に怖いことだ。
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