2024年3月の読書記録

お絵描きも読書もそうなんだけど、モチベーションとかやる気とか、そういういつになったら上がってくるのか分からんものに頼らず、習慣になったらいいなと。楽しくてやるものなので、本来。

読書記録ルール:
・1ヶ月分を月末もしくは翌月初頭に上げる。
・紙、電子、Audible、すべて含む。マンガは除く。
・熟読を求めない。流し読み/一部抜粋読みでも自分が読んだと思えればOK。
・とりあえずタイトルと作者のみでOK。感想は無理しない。

【教養・実用】
口訳 古事記 町田康
Audibleで聞いて面白すぎたので紙でも読了。古事記の世界をガラの悪い関西弁(泉州?)で叙述。すばらしき町田節で爆笑しながら聞き、読みました。必読必聴。


安楽死が合法の国で起こっていること 児玉真美
以前個別に感想を書きました。これも必読。


「トランプ信者」潜入一年: 私の目の前で民主主義が死んだ 横田増生
トランプがやばい話は断片的には見聞きしていたけれど、ある程度系統立てて、時系列に沿って学んだのは初めてかな。自分に都合の悪いことはすべてウソ、フェイクニュースと言い張って片付けようとするそのツラの皮の厚さよ。どうしてこれで大統領や大統領候補になれるのか謎。アメリカのそういうとこさすがです。


源氏物語入門 高木和子
源氏物語も断片的な知識だけでなんとなく難しそうってイメージが強かったのだけど、本書を読んで初めてその概要というか、源氏ワールドの端緒をつかめた気がする。単にあらすじを追うだけでなく、なぜそのような流れになるのか。社会情勢とも絡めてソフトに解説。タイトル通りの入門書。必読。


大学病院の奈落 高梨ゆき子
アメリカは昭和天皇をどう見たか 田中俊雄
池上彰の「天皇とは何ですか!?」 池上彰
池上彰の世界の見方 フランス 池上彰
香港とは何か 野嶋剛
ポーランドの歴史を知るための55章 渡辺克義編著
美しい国へ 安倍晋三
夜と霧 ヴィクトール・E・フランクル 池田香代子訳
戦争の近現代史 保坂正康
韓国の徴兵制 康熙奉


【小説】
神と黒蟹県 絲山秋子
文學界で連載されていたものをまとめたもの。絲山秋子を読むのは初めてだったけど面白く読めました。絲山秋子は群馬県在住とのことで、おそらく群馬県を意識した架空の県、黒蟹県を舞台に、SF(すこし不思議)な連作短編。


三姉妹探偵団1 赤川次郎
Audibleにあったので。懐かしすぎる。1984年の作品らしい。私は見てないけど「不適切にもほどがある」ってドラマが流行ってるんでしょう? たぶん似たようなエピソードが随所にみられる。職場でタバコぷかぷかとか、学校で不良が暴れるとか。ストーリーよりそっちが面白くて最後まで聞いてしまった。


探偵は教室にいない 川澄浩平
鮎川哲也賞。こういう学園青春・日常の謎ってもう私は新しい作品を楽しく読めないのじゃないかと思ってたけど、意外にいけた。続編もあるとのことでぜひ読もうと思ってる。


【雑誌ほか】
文學界2024年1月号
カフカ特集。カフカって変身しか知らないし、たぶんちょっと読んだだけで投げ出してる。読んでみようかな。



2024年通算、54冊。年間200冊ペースか、悪くない。


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