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子供を産み育ててく中で、180度変わっていったこと

独身だった頃、私は人に頼ることが苦手だった。
人に頼るのは、カッコ悪いこと。
人に頼るのは、情けないこと。
人に頼るのは、仕事ができないということ。
こう思っていたからだ。

だから、職場でいつも必死だった。
一人で解決できるよう。
一人で乗り切っていけるよう。
一人で全てをこなせるよう。

そうやって他人を疑うことで、どんどん孤立していった。
人を見下すようになった。
努力しない人を、心底軽蔑した。

そんなふうに生きていた私だったのに、子供を産み育ててく中で、180度変わっていった。

子供を産むと、頼らざるを得なくなった。
出産後、出血が多く立てなかったとき、看護師さんにオムツ替えを頼った。
高熱で動けなかったとき、夫に、育児家事の全てを頼った。
育児や自分に関して悩んだとき、共に奮闘する仲間に頼った。
夫とケンカしモヤモヤしたとき、ママ友を頼った。
ちゃんとお母さんができないと泣いたとき、娘を頼った。

気がつけば、私はたくさんの人の手を取り、助けられていた。

いま、私は人に頼ることが好きだ。
人に頼るのは、自立しているということ。
人に頼るのは、有難いこと。
人に頼るのは、仕事ができるということ。
こう思うように変わったからだ。

だから、いま。
暮らしにも人間関係にも、余白ができた。
みんなで解決すればいい。
みんなで乗り切っていけばいい。
みんなでこなしていけばいい。

そうやって他人を信頼することで、どんどん繋がりができてった。
人と、対等に接するようになった。
自分は、自然に努力ができる人なんだと、自分の良さを知った。

いま、そんなふうに生きることで、私の環境も人間関係も大きく変わった。



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