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【私の働き方実験】バーチャル人間が稼ぐ! #1

これはランサーズの「新しい働き方LAB」の研究員制度「私の働き方実験 第三期研究員」の研究員に応募し、合格した自由研究の計画書です。
「研究員制度」にご興味のある方はこちらへどうぞ。

これから半年間の取り組みとなります。応援よろしくお願いします。

研究の概要

自分のスキルで稼がなくても、ChatGPTなどジェネレーティブAIの作る人間像(=バーチャル人間)から生み出されるコンテンツで価値を感じてもらえるのではないか。 なぜならGPT-4はすでに特定の分野では多くの人間より優秀であり、1人の人間では覚えきれないほどの知識の引き出しを持っているので、その知識の使い方を特定の人間像に則って使うことにより、価値を感じられる分野があるという直感がある。 いくつかの人物像を作り、どのバーチャル人間が稼ぎを生み出せるかを実感したい。

本研究の背景と目的

2023年3月1日にOpenAI社からChatGPTのAPIが公開されChatGPTの利用可能性が広がった。ChatGPTは医師の国家試験に合格するほどの知識を持ち、哲学的なことからビジネス的なことまで「考える」ことができる。
ChatGPTは言語モデルを会話に最適化させたものなのであくまでも確率的にあり得る文章を生成しているわけだけれど、実際に使ってみると「考え」ていると認識できるレベルといってよいと思う。ここでいう「考える」とは、ある疑問・質問に対し仮説をもって検証し答えを導こうとするする言動ということで、人の心があるかどうかといった話とは別のものとして扱う。
そういうChatGPTの「考える」力は、さらに、人格を与えて発揮することができる。何も医者の国家資格に合格する人物像が詩を作ったり、食糧援助についてディベートしたり、新製品開発のアンケートに答えたりするわけではなく、会話相手の人物像は自由に作り出すことができる。そうすると、同じ疑問・質問に対しても考え方が違い、出てくる答えも違う。

様々なビジネスはそのビジネスにフィットした人物像があると思う。
実際に適切な人物像を見出すことでChatGPTで設定した人物像が稼ぐことができるのかを確かめたい。
稼ぐことは、お金を払うに値する価値を生み出すということといえるので、ChatGPTをビジネスに最適化させた際にどれだけの価値を生み出すのかといってもよい。
なお、私がChatGPTをサポートすることは極力排除してChatGPTのスキル一つで稼いでもらうことをゴールとして実験する。そうことで再現性を持たせることを重視している。

検証したいこと

  1. ChatGPTを使ったバーチャル人間が実際にお金を稼ぐことができるかどうか

  2. お金を稼げるとしたらどのようなバーチャル人間がどういうことを実施したときか

  3. 再現性はあるか

活動の概要および進め方

①人間のかかわりを極力低くするため、手作業が必要のない分野を決める(投資、翻訳、読み上げ、書き起こし、ゲーム配信など)
②ChatGPTのAPIを活用してそれぞれの分野で複数の人格を設定する
③ビジネスのプロセスを決め、自動化する。
④結果をモニタリングする。
⑤④の結果を評価し、②から繰り返す。
⑥文野別の優秀なバーチャル人間についての考察を行い、報告する。
報告においては、自分より優秀なバーチャル人間がいる世界において、人が働かなくても良い世界は実現するのかについても考察を加えたい。

アウトプット・成果

・人格別の問い合わせ件数
・成約数
・売り上げ
・構築の仕組みのドキュメント化

スケジュール

6月:バーチャル人間検討
7月:ビジネスプロセス検討
8月:ビジネス構築
9-11月:実測
12月:報告まとめ

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