7/8 劇団ケッペキ「宮本武蔵」

ケッペキさん、実は初めての観劇。ずっと噂?はかねがね聞いていて、今回、前田司郎作の「宮本武蔵」をするということでやっとこさ腰が上がった。雨の中、ほんっとに土砂降りの雨の中向かって、見てよかったなー頑張って行ってよかったなーっていうのが感想です。吉田寮は雨にふられたらアカン……

劇団ケッペキさんの「宮本武蔵」。想像してるよりはかなり良くて、主役の武蔵どんがすごく良かった。ビジュからなにから、さすが主役だな……かっけえ…って感じで、ついつい帰り際には握手をしてもらってしまった(行動力すげえなジブン)。「でも……」とか「あ、」とか、一字一句聴き逃しちゃならん!と思って聞いてたら石選ぶシーンで泣きました武蔵…。役者の方の演技力が光に光ってんなー!!!って、ほんとにみなさん素晴らしかった。

でも1度前田司郎演出「宮本武蔵(完全版)」のを見ちゃってるから「そこで終わるか!!!」っていうのもあって、宮本武蔵がただの変なやつで武士としての情のない最低なやつ、って思われてたら違うんだよ!?って力説するなあ、武蔵どん最後には全員殺しちゃうからなあ伊織どん以外。その伊織どんだけは殺さなかったってシーンやってほしかった(完全版だけのシーンなのかな分からんが)

あとは、お鶴がちょっと個人的にはもっと大人な方が良かったかなーって言うのが一つ。大人、というか、お鶴とたぬきちの会話のところがちょっと退屈だった気がする。武蔵どんの役の人と比べてだけど。

確かにケッペキさんは次も見にきたくなるような、大変魅力ある劇団さんでした。何より大勢の人がこの公演に関わっていて、なんというか、団結感?というのもすごいんだろうなあって。雨は災難だったなと思う。吉田寮と雨の相性バツグンに悪いよな……ほぼ水浸しで、ちゃんと公演が見れたことがほんとに良かった。良かった。