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【離乳食】トマト缶の活用※簡易レシピ付

離乳食のトマトの基本は「皮と種を取り除いて与えましょう」。

めんどくさくないですか?

ハードルが高くなると、離乳食にして与える頻度はどうしても下がってしまいます。私はとてもずぼらな人間なので、離乳食のトマトの調理方法を見た感想は率直に「やってられんな」

結果として今は毎日のようにトマトを使っているのですが、そこに至るまでの経緯を記録しておこうと思います。


トマト缶はだめ?

離乳食でトマトを使おう!と思ったとき、まず初めに思い至ったのが「トマト缶ではダメなのか?」
私はよく料理にトマト缶を使うので、カットトマト缶であれば皮や種はほぼ無く、あっても簡単に取り除ける程度とイメージしました。

結論からいうと、私は離乳食初期から無塩のトマト缶が良いと考えています。(初期なら無塩のトマトジュースもありです。)


無塩ならなんでもいい

離乳食アプリ「ステップ離乳食」では、「トマト」と検索すると

・トマト
・トマトケチャップ
・トマトジュース
・トマトピューレ•ペースト
・水煮トマト

が出てきます。説明文を読む限り、水煮トマト=トマト缶を指しているようでした。このうちトマト・水煮トマトのみ『離乳食初期からOK』の印がついています。

ケチャップがNGなのはわかりやすいです。原材料には、トマトだけでなく、初期には避けたい砂糖や塩はもちろん、さまざまな調味料、そしてトマト以外の野菜も含まれています。味覚、アレルギーチェック、両方の観点から、初期の使用を避けることに異論ありません。

ですが、その他の食材はどうでしょうか。記載されている注意点を要約すると、以下になります。

・トマト・・・皮と種を取り除き、最初は加熱して与えましょう。
・トマトジュース・・・無糖無塩を選びましょう。
・トマトピューレ•ペースト・・・塩分や添加物がないものを選びましょう。
・水煮トマト・・・塩分無添加を選び、種があれば取り除きましょう。

つまり、種と皮がなく加熱されていて原材料がトマトのみであれば、なんでも良いのでは…?笑

そう結論付け、我が家では離乳食初期から食塩無添加のカットトマト缶を使用しました。そして、後期になった今でも大活躍です。


おすすめのトマト缶

我が家ではずっと「ヴァルフルッタ カットトマト(食塩無添加)」を使用しています。普段、楽天西友ネットスーパーをよく使うので取り扱いのあるこちらの商品にしていますが、条件を満たすものであればなんでも良いです。

ヴァルフルッタにはスタンダードなトマト缶のほか、このような紙パックもあります。捨てやすくて最高!


なお、こちらの商品には添加物クエン酸が入っていますが、クエン酸は安全性も高く一般的なものなので、私はさほど気にしていません。


使い方

保存方法

個人的に、ここが1番のポイントです。

缶(パック)を開けます。冷凍用トレーに流し込みます。冷凍庫に入れて終了。

超がつくほど簡単です。開けて、流し込んで、終わり。湯むきも裏漉しも不要、3分でストック完了です。


おすすめの調理法

無論どのように使用しても構わないのですが、我が家では別途冷凍してある各食材をトマト味にする(味変)アレンジ目的で使うことが多いです。3回食になってからは必要な品数も増えてきたので、冒頭で書いたように毎日のようにトマトを使い、献立にバリエーションを持たせています。

方法は、電子レンジで解凍する際に、冷凍トマトキューブを他の具材と同じ容器に入れて一緒にチンするだけ。加熱時間は若干長め(全体が沸騰したあと+10秒ほど)にして少し水分を飛ばすようにすると、トマトと他の具がしっかり絡んで、よく煮込んだ感が出ます。

軟飯、ツナと玉ねぎの煮物、トマトのキューブをまとめて電子レンジで加熱。後述の『トマトリゾット風』になります。

生のトマトに比べて、トマト缶はしっかり煮込まれていて色も味も濃いです。そのため、各食材と合わせたとき、少量でも存在感が出やすいです。

レシピ例

ミネストローネ

野菜コンソメスープ+トマト。
さらに、お米も一緒に加熱すればトマトリゾット風、お米ではなくパスタならナポリタン風になります。

トマトリゾット風のおかゆにリコッタチーズをのせたもの


ミートソース

ひき肉+野菜(小さめカット)+トマト。パスタはもちろん、ごはんor軟飯にかけても美味しいです。さらに、ホワイトソースやチーズもあれば、グラタンドリアのようにもなります。

トマトと卵の中華風

中華料理によくあるトマトと卵の炒め物をイメージしています。実際に炒めるわけではありませんが、一緒に食べると美味しい組み合わせです。出汁を加えてスープにもアレンジ可能です。

トマト煮

お肉orお魚+トマト。お好みで野菜を追加すれば栄養面も補えます。個人的にサバの水煮缶(食塩不使用)を合わせたサバのトマト煮がおすすめ。こちらも缶詰なので、開けてすぐに使えるのが個人的に嬉しいポイントです。栄養面でもサバは貴重なDHA(n-3系脂肪酸)が多く含まれるので、アレルギーがなければぜひ使ってみてください。

さいごに

今回はお世話になっている方に「トマト」をお題でリクエストいただきました。ご提供ありがとうございました!


さいごに1点補足です。我が家では離乳食後期でも狂ったようにトマト缶を使っていますが、後期は生のトマトを使ってOKです。ただし、皮はまだ噛み切れず喉に引っかかると思いますので、湯むきなどで除いてください。

皮は細かく刻めば飲み込めますし、種も後期になれば飲み込むことはできると思います。ただ、皮や種を除いた方が良い理由は、食感や嚥下の問題だけでなく、消化しにくいという問題もあります。
必死に隅々まで目を凝らして除く必要はありませんが、歯で咀嚼できるようになるまでは、それなりに除いてあげるのが無難です。



イタリアには『トマトが赤くなると医者が青くなる』ということわざがあるそうです。リコピン、βカロテン、ビタミンC、カリウム…たくさんの栄養素が含まれているトマト。

ぜひトマト缶を活用して離乳食に取り入れてみてください!

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