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Nana Kazumi Live Report(7.29 at KDハポン)

とっても素敵なライブ企画、ありがとう

これはお客さんのコメント、と思いきや
イベントに出演された側である
カズミナナさんのSNS上でのコメント(抜粋)です。

この日はフレッシュな6人編成バンド「ミカズキ」さんの自主企画ライブ
” 口笛が夏を呼ぶから ” のブッキングアーティストとしてトップバッターでの登場です。

かなり以前に sold out のお知らせがあり、
出演アーティスト3組への注目度の高さが伺えました。

セットリストは、
幾多の名曲の中からこのイベントのためにセレクトされた様に思います。

これから始まっていくストーリーのプロローグのような
しっとりとしたナンバー…

  1. 言葉

  2. 走る足が

  3. 青いリボンのあの子

  4. again, you'd go away

  5. Tom     [new]

新しい曲、M5:Tomは、映画が大好きなカズミナナさんがそこに関わる人への想いを綴ったのかなぁ…
英語をヒアリングできない僕の想像でしかなく、もっともっと聴き込みたい。

ステージングの都合なのか、この日はノーエフェクターでしたが…

ギターのストロークする位置(幅)を巧みに広げるなど、奏法を駆使することで、サウンドに奥行きを出していました。

エフェクターの効果を補って余りある演奏力、
とても美しく、繊細な指先の動き、音の響き。
そして透明感のある歌声。

初見のお客さんから思わず

「凄いね…」

というため息にも似た声が漏れていました。

(ですよね!そうでしょうとも!分かりますとも!
 横で無言で共感する僕)

主催「ミカズキ」さんのステージは、朗読を織り交ぜ、
伝えたいテーマがあり、
そこに今の時代のトピックが織り込まれていて、こんな年配な自分にも とても説得力を以って入ってきました。

そして物語のエピローグもとても感動的でした。


映画にしろミュージカルにしろTVドラマにしろ
脇を固めるアクターの力量で
作品のクオリティ、説得力がグッと高まります。

正直、ブッキングライブに赴くいちリスナーとしては、お目当てのアーティストを長く観たいという思いはあります。

今回、
ミカズキさんのライブ ” 口笛が夏を呼ぶから ” のキャストとして、プロローグの部分を完璧に演じられていた様に思いました。
(個人の感想です。)
カズミナナさんのパフォーマンスは素晴らしく、
そしてイベント全体を通しても とても楽しめました。

ご自身の出番が終わると、小さな椅子にちょこんと腰かけて、続く演奏を楽しまれているお姿がとても印象的でした。

いつも通り、控え目で
アーティストへのリスペクトを欠かさない。
音楽への真摯な向き合い方に 僕らは心を打たれます。

冒頭のセリフは、僕らが言わなくちゃね。
カズミナナさん、フラワードさん、そして主催のミカズキさん、

とっても素敵なライブ企画をありがとうございました。

そして、観覧した僕らリスナーも
その素晴らしい音楽作品の一部になれていたらいいなぁ…

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