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芸術の楽しみ ー 文学、絵画、音楽

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芸術作品に接することは、私たちが日々体験する現実とは、未知の世界の体験です。その楽しさや意義について考えていきます。
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記事一覧

宝塚歌劇のレビューのモデル ミスタンゲット 1936年 ムーラン・ルージュの舞台

宝塚歌劇団のレビューのモデルと言われているミスタンゲットが、1936年にムーラン・ルージュの…

muanitya
4か月前
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日本語の音楽を聴く  文学の楽しみ

音のない言葉を考えることはできない。 声に出して話したり読んだりする時だけではなく、頭の…

muanitya
4か月前
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コミュニケーションについて 村上春樹『風の歌を聴け』のジェイズ・バー 柄谷行人『…

村上春樹のジェイズ・バー村上春樹の『風の歌を聴け』の中に、コミュニケーションについて考え…

muanitya
5か月前
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ノーベル文学賞 次の日本人受賞者は宮崎駿監督?

大江健三郎がノーベル文学賞を受賞した後、1994年10月17日に国際日本文化センターで行った講演…

muanitya
5か月前
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癒やし 大江健三郎 大江光の音楽 村上春樹

ある時期から日本で「癒やし」という言葉が爆発的に使われるようになった。 しかし、その言葉が…

muanitya
5か月前
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川端康成「美しい日本の私」 大江健三郎「あいまいな日本の私」 日本と世界をつなぐ回路

1968(昭和43)年、日本人作家として初めて川端康成がノーベル文学賞を受賞し、12月12日、スト…

muanitya
5か月前
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読書と演奏 芸術は人間を根本から支える  小澤征爾、大江健三郎『同じ年に生まれて』 

読書に、良い、悪いはあるのか?読書は誰にでもできる行為。しかし、良い読書をすることは難しい。 読書に良いも悪いもない。それぞれの読者が感じること、考えることが大切なのであり、それに対して優劣をつけるのは意味がないし、傲慢でさえある。 そうした考えが、現代において普通に流通している言葉だろう。 ある意味では民主的で、個人を大切にしたように思えるそうした考え方は、読書感想文と密接につながっている。 読書において大切なのは「感想」。情景を思い浮かべ、登場人物について思うことを書

国語の試験問題から読書の楽しみへ

小学校から高校までの「国語」の授業で、読むことの訓練が12年間にわたり行われ、誰でも読むこ…

muanitya
6か月前
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