読書と演奏 芸術は人間を根本から支える 小澤征爾、大江健三郎『同じ年に生まれて』
読書に、良い、悪いはあるのか?読書は誰にでもできる行為。しかし、良い読書をすることは難しい。
読書に良いも悪いもない。それぞれの読者が感じること、考えることが大切なのであり、それに対して優劣をつけるのは意味がないし、傲慢でさえある。
そうした考えが、現代において普通に流通している言葉だろう。
ある意味では民主的で、個人を大切にしたように思えるそうした考え方は、読書感想文と密接につながっている。
読書において大切なのは「感想」。情景を思い浮かべ、登場人物について思うことを書