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Resy社の共同創業者Ben Leventhal氏が、新しいweb3ホスピタリティプラットフォームのために1,100万ドルを資金調達



 この記事は2022年10月6日にThe Blockで掲載されたKari McMahonの記事(https://bit.ly/3S3N3mI)の引用です。

クイックメモ
〇 Web3ホスピタリティプラットフォームのBlackbird社が、Union Square Ventures社、Shine Capital社、Multicoin Capital社と共同で実施したシードラウンドにて1,100万ドルを調達
〇 Blackbird社の創業者Ben Leventhal氏はかつて、レストランのスタートアップ企業Eater社およびResy社を共同創業。
 
連続起業家のBen Leventhal氏は、自身が創業した新しいweb3ホスピタリティプラットフォームであるBlackbird社のシードラウンドで1,100万ドルを調達した。
Leventhal氏はかつて、現在の外食産業を形成した2つのスタートアップ企業(グルメサイトEater社およびオンラインレストラン予約サービス会社Resy社)を共同創業した。
Eater社は2013年にVox社に買収され、Resy社は2019年にアメリカン・エキスプレス社に買収された。
Blackbird社の資金調達ラウンドはUnion Square Ventures社、Shine Capital社、Multicoin Capital社との共同実施だとLeventhal氏は言う。同社の声明によると、前述の企業以外の出資者にはVariant社、Circle Ventures社、IAC社が含まれていた。
「ゼロからモノをつくるのが好きなんです」と、Leventhal氏はThe Block社のインタビューで答えている。
「アイデアを思いつき、それをもとに実際の企業を立ち上げ、製品を作りあげるとこまでたどり着いたとき、これほど爽快なことはありません。私は根っからの仕事好きかもしれませんが、今回の事業に熱心に取り組むことしか私の頭には浮かびませんでした」と、同氏は続けた。

Blackbird社とは


Blackbird社は、ホスピタリティ産業(サービス業、接客業など)専用に構築されたWeb3プラットフォームであり、ロイヤルティ(信頼・愛着など)と会員制サービスを通じて、レストランと顧客がダイレクトな関係を築くことに重点を置いている。
「私のアイデアは多方面に渡ります。レストランが抱える問題を解決するために、さらには顧客が感動的な経験をできるようにするために、どのように最新テクノロジーを提供できるのかを考えています。ここで胸がワクワクする質問があります。それはどのような画期的な方法で、レストランに暗号通貨を提案できるかという事です。そして、Blackbird社こそがこのようなアイデアや会話の結果なのです」と、Leventhal氏は語る。
レストランと顧客の間に断絶が生じるとき、両者の間に存在しているのがテクノロジー企業であることがよくあると同氏は指摘した。
「ホスピタリティはとても密接な関係であり、そのダイレクトな結びつきが大変重要なのです。このWeb3プラットフォームの開発によって当社が目指しているのは、このダイレクトな関係を促進することなのです」と、Leventhal氏は言う。
これは具体的にはどういう意味なのか?Leventhal氏はその答えをまだ模索中である。まずはロイヤルティや会員拡大を画策する予定だ。
 

Web3を消費者へ提供


 
新型コロナウィルスによるパンデミック禍においても、実際のところ消費者は自分たちが好きなレストランには通っていた。Leventhal氏は、Blackbird社がレストランと消費者間にあるこの関係をフォーマルにする手助けをしたいと考えている。
 「ロイヤルティあふれる会員制の空間では、食事をする頻度に対する特典、消費額に対する特典、多種多様な活動に対する特典を提供する商品を生み出すことができます。結果として、こうしたサービスの提供が消費者一人一人の生涯価値を高めることになり、この事業が順調に進めば、外食産業全体の景気を押し上げるのは必然です」と、Leventhal氏は言う。
 Blackbird社が活用するテクノロジースタックはまだ不明だが、主流になっている消費者に訴求するためには、Web3のコンポーネントを抽象化する必要がある、と同氏は予想する。
 「消費者がBlackbird社の製品を魔法のように感じてくれることを願っています。消費者がもつ当社の製品に対する感想として、ポケットの中の魔法の暗号解読リングのように感じて欲しいです」と、Leventhal氏は述べた。
「暗号通貨に元々慣れ親しんでいる消費者は、Blackbird社の製品を彼ら固有の用途において利用できるようにと努めている当社の取り組みに感激して欲しいです」と、同氏は続けた。
 

オーバーサブスクライブラウンド


Leventhal氏は、強気市場の末期から弱気市場に入る時期を狙ってBlackbird社の資金調達を開始した。結果として、本ラウンドはオーバーサブスクライブ(予定調達額の超過)となった。
 「もっと多くの資金を調達することもできたと思う」と、同氏は言う。
 「マクロ経済的環境と全体的な状況を考慮すると、おそらく、我々の最大限の力を発揮した場合よりも若干の余裕感を持って資金調達をし、企業評価についても少し控えになることが賢明だと考えました」と、Leventhal氏は付け加えた。

 


暗号通貨に関する様々な情報を発信するThe Block Research社のデータによると、Blackbird社の1,100万ドルの調達額は、2022年8月に実施されたシードラウンドにおける1社あたりの平均調達額を上回っている。
Union Square Ventures社のFred Wilson氏が取締役に就任することになり、Blackbird社のMVP(Minimum Viable Product、顧客に価値を提供できる最小限の製品)は2023年の前半にリリースされる可能性が高いと、Leventhal氏は述べた。
 
「大々的なリリースをするまでは、低姿勢を貫くことになります」と、同氏は言う。

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※この文章は下記からの引用です。
Resy co-founder Ben Leventhal raises $11 million for new web3 hospitality platform
Kari McMahonAlan (The Block) (https://www.theblock.co/author/kari-mcmahon)
https://bit.ly/3TfcdAp
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