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10月6日 本の世界No.16『明日死ぬかもよ?』

人間はいつ死ぬかわからない。

高校生の時に読んだ「君の膵臓をたべたい」、で衝撃を受けて理解したことです。

今日1日をなんとなく過ごしている普通の大学生も、必死に闘病して奇跡的に大病から回復した女の子も、

明日また生きているかは、同じようにわからない。

交通事故に遇うかもしれないし、主人公の女の子は通り魔に殺されました。

明日が来るかどうかわからない、ということは皆平等です。

そのことを意識して生きることの大切さを「君すい」と同じように教えてくれたのが、今日紹介する『明日死ぬかもよ?』という本です。

この本は、今年の夏に参加した『旅革命』というベトナム研修でお薦めされた本です。

倫理の授業で習ったハイデガーのように、死を意識して生きることで今を精一杯生きることができると書かれてありました。

この本には自分自身で主体的に考えるワークがたくさんあるので、自分がこれからどう生きたいのか、何をしたいのかを明確にすることができます。

私がとても印象に残った文章は、

「今ここまであなたがこの本を読む間に、人生の内の10分が失われました」

という箇所です。

たかが10分と思って、今までたくさんの無駄な時間を過ごしてきました。時間なんて無限にあると思っていました。

でも、この10分はどうあがいてももう二度と取り戻せません。

そのことを初めて強烈に意識させられた一文でした。

人生経験最後の日に笑って死ねるように

明日からの毎日も頑張ります

バスから見た海

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