むこねーさん

radiotalkからおはようございます。 創作、文筆活動、音声配信を趣味としています…

むこねーさん

radiotalkからおはようございます。 創作、文筆活動、音声配信を趣味としています。 #ススムシカラジオ https://radiotalk.jp/program/61277 Twitter:@susumco https://twitter.com/susumco

マガジン

  • 140字小説

    オリジナルの140字小説です。 フリー台本としてお使い頂けます。 1分ほどで読めます。

  • フリー台本(オリジナルSS)

    オリジナルSSまとめ。 フリー台本としてお使い頂けます。 5〜10分ほどで読めます。

最近の記事

  • 固定された記事

【フリー台本】オリジナルSSのリンクまとめ

こんばんは。 みんなのねーさん、むこねーさんです。 noteに投稿しているオリジナルショートショートの リンクをまとめました。 随時更新予定です。 以下のショートショートに関しては 朗読、声劇、演劇など お好きに使って頂いて構いません。 事前報告もなくて大丈夫です。 (作品リンク頂けると喜びます、私が。) モラトリアム【オリジナルSS】 主人公:男性、女性どちらでも。 セリフ、掛け合い少なめ。恋愛もの。 三文小説【オリジナルSS】 主人公:女性 掛け合いなし。 泡

    • 春の病【オリジナルシチュエーション台本】

      春の病 「あ、起こしちゃった?寝て寝て。それとも一回着替える?熱も測ろうか。うなされてたよ。…私?大丈夫、身体は丈夫だから。冷えぴたも新しいの貼ろう。体温計鳴ったね。んー、37.8℃か。まだちょっと熱あるね。食欲ある?色々買ってあるよ!えっとね、ゼリーでしょ、プリンでしょ、梨の缶詰でしょ。え?普通みかん?いいじゃん、梨も美味しいよ?えー?そんなこと言うならあげないんだから…。うそうそ、ふふ。ちょっと元気になってよかった。 …どうしたの?旅行?あぁ、またいつでも行けばいいじゃ

      • さよなら、華開く前に。【オリジナル声劇台本】

        「さよなら、華開く前に。」 登場人物:女性1名、男性1名 ある部屋で男女が片付けをしている。 女は何やらダンボールで荷造りをしているようだ。 女「ねぇ、ドライヤー持っていってもいい?一緒に買ったやつだけど。」 男「いいよ。俺こだわりないから新しいの買う。」 女「たこ焼き器は?」 男「1人じゃしないだろ。あげるよ。」 女「私も1人じゃしないなぁ。」 男「女子会とかすれば?」 女「うーん、じゃあ貰おうかな。」 男「テレビも持っていっていいよ。」 女「いいよ、

        • 春のRadiotalk朗読大賞エントリー一覧

          【3/24 3:55更新】 ※エントリーは締め切りました。 音声配信アプリRadiotalkにて開催中の「春のRadiotalk朗読大賞」エントリー参加者一覧になります。 「春のRadiotalk朗読大賞」は、一つの作品をみんなで朗読し、誰の朗読が一番リスナーの心を打ったのかを投票で決める企画です。 ぜひエントリー参加された皆さまの朗読をご聴取ください。 【エントリー参加者一覧】 ※エントリー順、敬称略 1.junk 2.kazki✑ 3.きなさ 4.とうふど

        • 固定された記事

        【フリー台本】オリジナルSSのリンクまとめ

        マガジン

        • 140字小説
          15本
        • フリー台本(オリジナルSS)
          34本

        記事

          ふたりのエンドロール【春のRadiotalk朗読大賞課題作】

          ふたりのエンドロール  卒業式日和、というのは今日みたいな日のことを言うのだろう。暖かな日差しに穏やかな風。それとは裏腹に、僕は少し寂しさを覚えていた。僕は今日、高校を卒業する。他の生徒が学校に集まるよりも一足先に学校へ向かい、そのまま職員室へと足を運ぶ。スーツに身を包んだ先生たちの姿に、「今日が最後なんだ」という実感が生まれる。いつも通り図書室の鍵を取り、僕は急ぎ足で向かった。僕の高校生活の全てが詰まった図書室へ。  僕は暗い生徒だったと思う。友達はいたが騒ぐのも、SN

          ふたりのエンドロール【春のRadiotalk朗読大賞課題作】

          はじめての失恋は涙が出ない【オリジナルSS】

          はじめての失恋は涙が出ない 「今日空いてる?」「20時カラオケ」このメッセージだけで、もう合図みたいになっているらしく、 「お前ほんと続かないな。」 カラオケ屋に着いて早々、光は飽きれた顔する。 私はいわゆる恋愛体質らしく、好きな人が365日必ずいて、その分失恋することも多かった。そのたびに高校時代からの友達である光をカラオケに呼びつけては、泣きながら失恋ソングを歌う。毎度のパターンに飽きれながらも、光はそれに付き合ってくれていた。散々泣いて歌って酔っ払って、 「光

          はじめての失恋は涙が出ない【オリジナルSS】

          unknwon girl

          unknwon girl 「宇宙人って、いると思う?」 この問ではっきりした。今日はハズレだ。 マッチングアプリで会うのも何人目か、吟味してデートまでこぎつけたきた俺にとっては痛手だった。この女は思えば最初からおかしかったのだ。見た目はごく普通、22と聞かされていた通り年相応。白いシャツワンピに明るいブルーのデニムを履き、鎖骨まである茶色の髪はゆるく巻いてある。ただ、バッグがやけにでかい。一泊旅行にでも行くのかという程、肩から下げたボストンバッグが幅をとっている。細身で

          音声配信を始めるならRadiotalkを推したい理由

          こんばんは、むこねーさんです。 普段は音声配信プラットフォーム「Radiotalk」にて活動をしております。 活動を始めてから3年と4ヶ月、かねてよりここnoteではRadiotalkに関する記事をいくつか投稿してきておりましたが、今一度改めて「音声配信をするならRadiotalkを推したい理由」を書いておこうと思い立ったのが、今回の記事になります。良ければ最後までお付き合いくださいませ。 What's Radiotalk? Radiotalkは2017年にリリースされ

          音声配信を始めるならRadiotalkを推したい理由

          かみともにいまして【オリジナルSS】

          かみともにいまして 母と逃げるように越してきたこの町には、真新しい教会があった。近所の人は訝しがって近づかないほうがいいと新参者の私たちに告げていたが、ある時郵便受けに入っていた子ども会の知らせに、私は小学生ながら興味を持った。母はそこに行くことを許してはくれなくて、でもどうしても行ってみたくて、母が仕事で留守にしている隙に教会へ向かった。まだ木の匂いがするその教会にいたのは、背の大きな神父さんと、そこに集う子どもたち。私はひと目見て、その人が神様のように見えたんだ。 そ

          かみともにいまして【オリジナルSS】

          境界心中【オリジナルSS】

          境界心中 彼はごく一般的な常識を持った真人間だった。それと同時にどうしようもない屑でもあった。 「皐月くん、もう私頑張れないよ…。今日まじで怖かったんだから…。」 「ごめんな、俺が遅すぎた。今度は絶対まりんのこと助けに行くから。だから一緒に頑張ろう?」 何度も何度も同じように宥められ、彼は優しく私の頭を撫でた。私はお金のために汚い親父どもの「案件」に出向かう頻度が増えたが、心を保つための薬代もアフピル代も馬鹿にならなかったからもう辞めたかった。彼は仲間とタイミングを見

          境界心中【オリジナルSS】

          正しさ【140字小説】

          正しい倫理、正しい道徳、正しく理性を働かせ、助けを求める者には救いの手を差し出し、出来うる限りの扶助をする。僕は間違ったことなどないし、これから先も過ちなどは犯さない。困っている人を放っておけない質だから、 「家賃払えなくて。2でどうですか?」 助けてあげるよ。正善な社会。

          正しさ【140字小説】

          GHOST【140字小説】

          あの日の「ごめんね。」の意味が、あの時わかっていたならと、今になって後悔しても遅くて。君を失ったこの世界で、君を思う気持ちだけ取り残されて、僕はまるで亡霊のよう。時間を巻き戻せたらなんて、そんな非現実的なもしも話ばかりを考えてしまう。最後に君はなにを思ったの?僕は今でも君がどうしようもなく好きだ。

          GHOST【140字小説】

          私の椅子【140字小説】

          もしも明日、私が世界から消えたとしても何も変わらないでしょう。悲しんでくれる人がいても、すぐに忘れてしまうんでしょう。私が空けた椅子には、また誰かが埋めるんでしょう。いくらでも消費され、いくらでも代わりはいるんでしょう。だから私は、しがみついてしまうんでしょう。

          私の椅子【140字小説】

          picture in now【140字小説】

          「いい思い出だけ残せたらいいのにね。」 彼女は窓の外を眺めながら流れる曲の合間に呟いた。 「それはね、いい思い出だけを反芻したらいいんだよ。」 「今を切り取って、覚えておこうと思う。そしてまた思い出すの。」 「そうだね。僕もそうしよう。」 次に流れてきた曲を僕は忘れないだろう。

          picture in now【140字小説】

          ふたつの好奇心【140字小説】

          なんとなく、手作りでお菓子作ってみようと思った。なんとなく、それをあいつにあげてみようと思った。本当に、なんとなく。ただどんな顔するのか、それだけが知りたくて。バレンタインの放課後、いつもの分かれ道。あいつが先に渡してきた。 「これ、やるよ。別に意味なんてないけど!」

          ふたつの好奇心【140字小説】

          愛執【140字小説】

          会話のなくなった部屋に時計の音だけが響く。広くなったな、なんて感じないワンルーム、隅に追いやられた君の痕跡。 「荷物捨てていいから。さよなら。」 連絡先も、写真も、思い出も、残しておいたって仕方ないのに。それに縋る僕を君はまた嫌うんだろうね。今を閉じ込めるように、秒針を止めた。

          愛執【140字小説】