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#3 真犯人はタバコの○○ S1 . 喫煙歴20年のわたしが一瞬でタバコをやめたワケ


大津波がやってくる


病院にいっていたら
手術もありえたかもしれない症状を
魔女に緊急処置してもらったおかげで

タバコをすぐやめる理由が
なくなってしまった。

多少、身体に
異変が起きたくらいで、

やめた方がいいと
高次元の存在に言われたからといって

タバコをやめられるほど
わたしの愛煙家魂は伊達ではないので
辞める気はなかったのですが

何かによって
深刻な日常に変貌してしまうのは、、

それがタバコであるなら
少し考える余地はある。

そしてもうひとつ
疾病以外に
困りもの案件があったのです。

タバコによって引き起こされる
身体的な症状というか

平たくいうと体調不良なのですが
困ったことがありました。

それは
お酒とのコンビネーションです。

タバコをフカしてお酒を一口。

うまし。

みたいなマリアージュって

喫煙者にとっては
一般的なのかもしれませんが

わたしにとっては時々

タバコとお酒の相性が
良ろしくない時があるのです。

お酒の席は好きな方なので
人と話したい時には

やはりお酒があると
気持ちがほどけて
会話もはずみますし

酒飲み人間と会う時は
必ずお供します。

でも楽しいはずのお酒の席は
この不安定な体調のせいで

暗黒現場へ一変してしまう
ことも少なくないのです。

といっても暗黒なのは
わたしだけですが。

体調に安定感がない
というのは

一杯も飲み終えてないのに
気持ち悪くなってしまう日や

逆に、永遠に
呑めるんじゃないかという
ザルの日もある。

理由がわからなかったので

極力、
体調万全の日を狙っていましたが

約束した日程が先の方だと
予想がたてられないないので

賭けでした。

その、ハズレの時は
どうなるのかというと

二十代の頃のこと。
ずいぶんと先輩方々から
呑まされてあげくのタバコ一服。

一気に、グルグル目が回り
貧血、寒気、吐き気が襲う。

立つどころか
姿勢を保って座ってもいられない。

こんな最悪な症状が出ると
通常なら誰かに助けを求めるものですが

なぜか

大半が
利己的スタイルなわたしが

人に迷惑をかけたくないという
意地のようなものが働き

誰にも悟られないように
こっそりとトイレへ逃げるのです。

わたしのせいで
楽しんでいるみんなをしらけさせて
お開きにさせてしまうのが
なぜかとても嫌なんです。

そうなってしまうくらいなら
猫の終焉のように這いつくばってでも
人気のない路地裏に隠れるでしょう。

これは自分でもわからない
わたしミステリーのひとつです。

そして、ひとしきり
出すもの出し切るまで
トイレに篭って

一人で苦しみ抜いてから
1〜2時間ほどすると
ようやく大津波が去り

脱力感でうなだれている頃に
誰かが探しにくる
パターンです。

こんなことが
何度あったことか。

原因がわからず
どうにもこうにも
対策が打てない時は

”どうか今日は
平気な日でありますように”

お酒の神様に願って席に着く。

でもさすがに
こんなことが数回続くと
統計もとれて

だんだん容疑者が
絞り込めてきて、

やはりまた、タバコ、、。

でもしかし

今回の真犯人は
ニコチンではないことも判明。

タバコであってタバコでない
というか

厳密に言うと
その中に
入っている○○です。



運命の出会い


タバコを吸っていない状態だと
お酒がすんすん入っていくのに

タバコを吸った瞬間

あの吐き気と
ひどい貧血に襲われる。

原因にひとつには

アルコールで
開いた血管が

タバコを吸って急に縮んで
しまうので

血の巡りが
一気に澱んでしまう

という現象があげられます。

健康な人なら
大丈夫なのでしょうけど

わたしの場合は

前回お話しした通り

油まみれで血液ドロドロ。

たぶん
血管も丈夫ではないはずです。

家系的にも
心臓などの循環器系でポックリ逝った
ご先祖が数人いますから

わたしも
あまり強くはないと予想。

と、ここまで分析すると

タバコをやめないと
わたしも早期ポックリさんに
なりかねないのですが

タバコはやめたくない。
頑固ですから。

なぜわたしばかりが
こんなことになるのか。

油まみれの
ドロドロ血液だからといって

ストレス社会の現代では
サラサラの人の方が珍しい気もしますし

タバコとお酒で
ノックアウトされている人を

もっと目撃しても良さそうなもの。

なぜわたしの周りにはいないのか。

と考えつつ。

もしかしたら、
他にも原因があるのかもしれない。

過去に摂取してきたものや
逆に減らしたものを
絞り込んでいった結果

ようやく元凶という
真犯人を見つけ出しました。

そしてそれを引き起こす
トリガーの存在も。

でもまだ容疑の段階。

なぜその存在が
容疑から確信犯に
変わったのかというと

裏付けになるのかは
わかりませんが

良質で美味しいタバコに
出会ってしまったからです。

わたしがずっと
吸っていたタバコは

タバコの葉を紙で包んでいる
シガレット(紙タバコ)
と言われるもので

もっぱら
三十代に入ってからは

アメリカンスピリット
と言う銘柄。

通称アメスピ。

珍しく無添加を謳っていて

メンソール以外
吸えなかったわたしが

これならナシでもいける
と思えたタバコでした。

そしてある日のことですが

知人から
葉巻を勧められたんです。

運命の出会い。

でも葉巻(シガー)というより
もっとライトな

シガリロという
大きさもシガレットと同じサイズ感の
細いシガーです。

勧めてくれたそのタバコは
紙タバコのように吸える葉巻と言いますか。

包むものは紙ではなく
シガーなので「葉」。

中身のタバコの葉には
クローブが混合されており
スパイシーな薫りで
とてもナチュラルなのに独特で
とても美味しいのです。

少々値がはるのですが
アメスピとシガリロを
同時購入することで

一本あたりの単価が
下がりますし

むしろ嗜好品として
1日に数本だけ

楽しみながら
吸っていました。

そういえば

エルは
タバコはやめた方がいい
と言っていたのに

葉巻はOKだった。

シガリロではなくて
本物のシガーの方ですけど。

シガーとはいわゆる
バナナなどの葉で包まれた
とても高級な嗜好品です。

さすがに
収入と見合わなすぎましたから
エルからの勧めでも
実行しませんでしたけど。

それに
ド庶民のわたしが
シガーをフカしてたらと思うと、、

服装やオーラから変えなくては
わたし自身が
落ち着きませんよ。

シガーならOKという
エルの理由としては

シガーは
香りを楽しむものなので
あまり肺には入れないと言うことと

高価だから
劇的に本数は減るだろうと。

そして
もう一つのお勧めポイントは
真犯人が関係します。

高品質なものには
ほとんど入ってないものなので。

そして

シガリロに変えてから
まず驚いたことですが

お酒とのマリアージュができている。

なぜか
気持ち悪くならないのです。



真犯人ともう一つの原因


シガリロとお酒は
普通に楽しめていました。

エブリタイム。

アメスピとの違いはなんなのか。

そういえば以前に

トイレで出すものだして
数時間、耐え抜いても

ぐるぐる目が回って
立ち上がれない深刻な日が
ありました。

アルコール中毒
なんじゃないかと思いますよ。

その居酒屋には深夜まで
いたのですが

大津波は去っても
津波は収まらない。

仕方なく
抱えられながら帰ったのです。

記憶を辿ってみると

まず居酒屋に着き
まず一杯目のビールを飲んで、、

気持ち悪さが漂い始めたきっかけが
蘇ってきました。

二杯目の赤ワインだ。

真犯人とは異なる
大津波のもう一つの原因。

語弊がないようにお伝えしますが
わたしはワインが大好きです。

日本酒、ブランデー、ビール
ある程度の種類は呑めます。

でも焼酎サワー系は風味が苦手というか
飲めないことはないのですが

比較的に
津波がやって来やすいので
控えています。

でも
この居酒屋での大津波は

サワーで
津波がやってくる理由と

この赤ワインの理由は同じでした。

「質」です。

昔、ソムリエのいるオステリアで
いただいたワインは

そんなに高価ではないのに
全身の力が抜けるような

その芳醇な風味の世界に
のめり込んでしまうような

ストレスが一瞬で消えてしまう
魔法のワインでした。

このワインをきっかけに
大好きになったので

ワイン、そしてサワー自体に
問題はないのです。

お酒の種類ではなくて
わたしの体が反応するのは
「素材と品質」です。

どんなワイン、サワーか
どうかが重要なのです。

大衆居酒屋に行くと
ワインもサワーも
単価が安いものが多いです。

安いものでも良いものであれば
大丈夫なのですが

あの居酒屋で
ビールの後に呑んだワインは

とても

まずかった、、、。

多分、ほとんど注文されないのでしょう。
グラスワインですから
開栓してから数日経過していたのかもしれない。

保存状態も良くないので
酸化が進み劣化してしまっていた。

渋くて、苦味もあるのに
うま味がいっさい無く、、。

口の中がシワだらけになりそうな。

感動する美味しさのものと
同様に

地を這うような不味さも
心に刻まれてしまうのですね。

でも、せっかく注文したので
勿体無いと思い

呑み続けてしまった。

グラス半分あたりで
タバコを吸った瞬間

ノックアウト。

あの苦しみを引き起こす原因の一つに

お酒の「品質」が
大いに関係することが

判明された日でした。

ということで、まず
タバコ云々の前に

この後からは気をつけたことは
お店選びでした。

それまでは、おつまみ系が
美味しければ大衆居酒屋でも
良かったんですけど

お酒の質も視野に入れるようになったので
清潔感のあるお店を予約するようになったのですが

あまりリーズナブルではないので
外呑みの回数は減って行きました。

質を上げて
量を減らす。

お酒も嗜好品ですから
良かったのかもしれません。


真犯人とトリガー


そしてその後
わたしの懐には新メンバーの
シガリロが加わり

お店も選びも気をつけてから
というもの

あの大津波が現れない。

年を重ねていくと
無茶な呑み方はしませんし

せいぜい呑んでも4〜5杯で
終了するので

滞りなく会話を楽しみ帰宅できる。

アメスピをやめてしまえば

もしかしたら

愛煙家人生を
無理なく続行できるかもしれない
という希望が見えて来ました。

と思いつつ

”やめた方がいいかもね”

というエルの一言は
チラついている。

魔女に治療してもらってから
しばらくは良かったのですが

原因を取り除いていない以上

繰り返すのが「病」ですから。

仮にアメスピをやめて
シガリロにしてしまうと

予算オーバーです。

しかも、シガリロって一般的なものではないので
コンビニには売っていない。

知人はネットでまとめ買いしていた程です。

でもなぜか
私の実家の近くにある
古いタバコ屋に売っていたのです。

というより
頻繁に通い始めて知ったことですが
シガーやシガリロの種類がかなり多かったw

地元民しか利用しないタバコ店ですが
なぜあんなに品揃えがあったのか
いまだに疑問ですが。

そしてまた
天の仕業かというようなことが。

わたしがシガリロを買い始めてから
1年〜2年経ち

「シガリロ一本化計画」を悩みはじめた
この頃

タバコ店の主人から

数種類のシガリロを試して行き着いた
愛用の銘柄が販売停止になってしまうと
宣告されたのです。

車で1時間半かけて
隣の隣町まで買いに行ったりもしましたが

そろそろな潮時感。
ヒシヒシと感じてきた時期です。

改めて
トリガーと真犯人を
追い始めたわたし。

アメスピで苦しむ謎を
突き止める。

タバコを切り開いて
分解してみたりもしましたが

研究者でもないし
単なるタバコにしか見えない。

まずはタバコについて
調べてみることにしました。

当時のウーラは
覚醒前だったのでエルはいません。

当時は、何か調べたいと気になったら

本屋へ直行か
ググりまくるかしかないのですが

わたしと同じような
好奇心強めの方がいらっしゃり

ブログでタバコの真実を
書き綴っている人や

PDFで論文のような報告書が
アップされているものもありました。

どうやら
タバコって化学添加物が
かなり入っているらしいのです。

タバコの葉には
190〜200種類の化学添加物が
混入されているとされています。

混入する添加物の種類は
製造者によって
組み合わせの違いはあるかと思いますが

保存料や香料などケミカル質が
使用されていることは確かなようです。

JTのウェブサイトにて公表されていたので
参考までに。
https://www.jti.co.jp/tobacco/responsibilities/guidelines/additive/tobacco/list.htm

食品でもそうですが

〇〇不使用
〇〇カット

とかよく目にしますけど

不使用、カットをして
消費者にアピールしているということは
売り込みキャッチになるということ。

ということは
消費者の大半が「不使用」を望む状態であり
人体にいい影響はないはず。

むしろ他の商品には
悪影響な素材が入っていますよと

逆アピールしている
いうことにもなります。

アメスピが大々的に
「無添加」と謳う気持ちもわかります。

そうなると

アメスピを信じる限り
「葉」は無添加。

葉っぱではなさそうです。

なぜ信じられるのかというと

タバコの「葉」と「紙」って
別売りされているものもあるのです。

友人が使用していたのを見逃さず
貰って試してみて気づいたのです。

アメスピの葉っぱと
おすすめの紙に手巻きで包む。

包み方って慣れないと空気が入ったりして
難しいのですが

包む用の小さな機械もあって
これも購入し

アメスピ以外の銘柄に変えたりと
時々楽しんでました。

やはりこの別売りの「紙」

パッケージに「ナチャラル」「無添加」
と記載しているものを選んで購入し

お酒の後に吸ってみる。

するとやはり

気持ち悪くならない!

ここでタイホ確定。

真犯人は「紙」で

トリガーは
ケミカルな「添加物」ということが
ようやく判明しました。

なぜ「紙」なのかというと

原因はその紙の
製造過程にあります。

砂糖や塩も
そうなのですが

「真っ白」というのは
自然界からすると不自然なのです。

白くするために
あらゆる漂白剤を
必要しないと白くならない。

茶しぶやシミをとる
ハイターと同じです。

自然食品の業界や
マクロビ、ビーガン派の方にとっては
常識的な知識でしょう。

そして、結局のところ
アメスピが
無添加と言えるのは
「葉」の方で

紙は無添加ではなかった。

葉と紙がパッケージされた商品に関して
人体に悪影響な成分が
使用されているのか

ということについては

事実かどうかは
定かではありませんし

わたしもそこまで
追求する意欲も実力もありません。

でも
お酒とのコンビネーションによる
わたしの症状。

何度も味わった苦しみという大津波を
思い返すと、、
偶然とは思えません。

となると、アメスピ以外の
マ○ボロやマ○センなど

一般的な紙、葉は
ケミカルマックスな
タバコだと推測されますので

ドロドログルンな状態で
吸っていたらと考えると

まだアメスピでよかった、と
言うべきかもしれない。

もしかしたら、あの上をいく
苦しみがあったのだろうかと

ふと思う。

いやはや
恐ろしい、、。

次回は
わたしが調べたタバコの正体と
エルが教えてくれたタバコの真実に迫ります。




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