2022/09/04 夏が終わるけど"生"きた"活"動の始まりはまだ。

前回の投稿から結構開いてからの投稿になる。
熱量を花火に表してたけど前回の投稿をした瞬間に「やりきったな……」
という満足感が生まれて一気に燃え尽きてしまった。
火花が散ってバチバチと音を立てていたのが前回。
今は線香花火の最後の火球(表現がわからない)が落ちる直前。

ここ最近スロースターターながらも趣味の読書を再開し始めている。今はオードリー・若林正恭さんの著書の残りの2冊と湊かなえさんの「落日」をちょっとずつ読み進めている。
それにしてもこの1年でKindleで漫画やら小説を買うことが増えた。
ほんのちょっと前までは本の手触りやページを捲ってこそ本だろ! なんて偉そうに思っていたけど、今じゃ電子書籍すごい便利で楽だ。
職場で休憩してたりする際に基本的にぼくは寝てるか次の仕事の準備をしてるか疲れて無気力症になっているかのいずれかなのだが、偶に頭と体がはっきりしている時がある。体力が残っている時といえばいいのかな。
「このスキマ時間に本を読めばいいよな」なんて思い続けてはいた。
だが、カバンから文庫本取り出して読んでると「何読んでるの?」「珍しい」とか声を掛けられる所から始まり、そのまま濁流のような勢いでイジられ始めるから絶対にしたくなかった。
そんなときに便利なのが電子書籍で、スマホで読んでいればイジられることは少ないし、他人のスマホの画面をわざわざ覗いて来るやつなんていない。居たとしてもそいつがイカれやろうなんだから気にする必要はない。
ぼくは物事の割合で1:99だと自分の不利なところ、負い目がどんだけ小さくても「確かに俺が悪い所あるしなぁ」と考え込んでしまうところがある。だが0:100になれば何が何でも手前が悪い。
「手前が100悪いんだからなに偉そうな口叩いてんだこいつ?」と心のなかで思えるから。

そういえば線香花火を小学生ぶりにやった。深夜に雨降りだったので一本だけ車庫の前で。
ライターで火を点けようと思ったらあまりにも久しぶりすぎて一度火が消えてしまった。二度目の火を取り出して炙っていると火球が大きくなってきて音が鳴り始める。音がどんどん大きくなったり煙と火薬の臭いが漂ってくると不思議と口角が上がって笑っていた。
燃え尽きるまでニヤニヤ、録画を見てニヤニヤ、今も思い出してニヤニヤし続けている。
27歳になってでも線香花火で笑えるのは幸せと言っていいのか能天気と言っていいのか。
僕の住む田舎は街灯が殆どないから数メートル先も目を凝らさないと見えない。お昼には全然分かる道先でも深夜だと全然見えない。一歩二歩と進めば全然知らない場所に着きそうで怖くなった。

「悩んでいる人の人生の世界観ってこんな風に描かれる時あるよな」
「そういう人の手には松明だったりランタンっていう武器を握ってるけど」
「今の俺って線香花火ぐらいの武器しかないな」
悲しさと肌寒さを誤魔化すためにさっさと部屋に逃げた。

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