跳ねる跳ねないについて語ります〜その7〜
「ジャズは基本、跳ねない」
と言われて、混乱した僕を見かねて師である石山経麻朗氏はその場でパット・マルティーノの名盤、エル・オンブレを録音したカセットテープを聴かせてくれたものです。
巻き戻していないテープを適当に再生した様な気がします。今だったら何曲目のどの辺りってすぐに呼び出せるけど当時の事です。いやあ本当に時代は変わった。確かに便利になったけれど、適当に再生してそれでも説得力があったと言うエピソードは、便利になってしまった現代にはむしろ高度な芸当になってしまいました。