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今までに読んで良かったミステリ小説(全34作品)

まず、始めに私は記憶力があまりよくない。加えて映像で記憶するタイプなため、なんて文字だったのか思い出そうとしても何重にもモザイクがかかって文章として出力し難い。これはそんな中からかろうじて思い出すことのできた記憶の一部である。コージーミステリーやSFなど、ハマったジャンルは時期ごとにかなり異なっているため、興味ない人はスルーしてほしい。本の要約なんて才能は悲しいかな持ち合わせていないため、体験談で誤魔化すので気になった方は読んでみて欲しい。


1.『黒後家蜘蛛の会』アイザック・アシモフ

もしかしたらSFのほうが有名かもしれないが、私は彼のミステリーのほうが好きだ。いわゆる安楽椅子探偵ものである。




2.『ハサミ男』殊能将之

多分一番好きなミステリだと思う。読んだ当初は理由がわからなさすぎて人に聞きまくったのはいい思い出。(あのとき教えてくれた人、ありがとう)



3.『奇談収集家』太田 忠司


私の周りには本を読む人がいないので、この本がどれくらいの知名度なのかわからないが、個人的にはかなり好きで忘れられない作品である。



4.『三幕の殺意』中町信

最後まで読んでオチで笑った人とは気が合いそう。

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5.『煙か土か食い物』舞城王太郎

とにかく圧が凄いので、読んでて窒息死しそうになる。人のお悩み相談とか見るのが好きな人におすすめしたい、人間関係特有の閉塞感がある。


6.『ヴィラ・マグノリアの殺人』若竹七海

シリーズ物の一作品目で、これ以降舞台は変わるのだが、コージーミステリー好きにはおすすめしたい。ちょっと旅行している気分になれるのでこのシリーズが私は大好きだ。


7.『彼と彼女の衝撃の瞬間』アリス・フィーニー

アリス・フィーニー!!!急にテンションが上がっているのを見て、驚かれた方もいるだろうが、彼女は私の大好きな作家である。昔はコナン・ドイルよりアガサ・クリスティ派だったのだが、今一番好きな作家は?と聞かれたならアリス・フィーニーか、ミネット・ウォルターズで迷うだろう。


8.『ときどき私は嘘をつく』アリス・フィーニー

続いての紹介で悪いが、どうしてもオススメさせてほしい。彼女の作品で特徴的なのは、最後まで読むともう一度はじめから読み返したくなる所だろう。



9.『魔王の島』ジェローム・ルブリ

いい!!とにかくいい!!取り憑かれた私は、今後の人生これに似た作品はないかと彷徨うことになるだろう…。(愛してる…)



10.『堕落刑事: マンチェスター市警エイダン・ウェイツ』ジョセフ・ノックス

白状すると、この作品を私は読んでいない。ならなぜオススメするのかというと、間違えて2作品目から読んでしまったからだ。2作品目のラストで気になる展開になったので、諦めてこのまま3作品目を読むか、それとも1作品目を読むか決断に迫られた私は未だにどちらも読めていない…。だから皆には1作品目から読んでもらいたい!!私?私は…そのうち…読むよ、うん。


11.『蛇の形』ミネット・ウォルターズ

そう、ミネット・ウォルターズだ。正直どれくらい有名な作家さんなのな私には検討もつかないのだが、私は大好きである。正直読んでて回収されない伏線とか、「あれって、結局なんだったの??」と思わなくもない要素もあるのだが、読んでて驚かされるし緩急のつけかたがうまいので惚れ惚れする。沢山出版されているが、関係はないのでどれから読んでも大丈夫だったと思う。


12.『殺し屋、やってます。』石持浅海

好き!!続編もあるよ!!なんか妙に現実的なところがいい。


13.『明日という過去に』連城三紀彦

「白ヤギさんから、お手紙届いた。黒ヤギさんたら読まずに食べた〜」みたいな会話が永遠となされているのが面白い。でもこの書簡形式の作品が他では滅多に見れないのが悲しいところ。流行ってくれ〜。


14.『誰かが嘘をついている』カレン・M・マクマナス

Netflixでドラマ化もされているので、知っている人も多いかもしれない。私はこれをきっかけにティーン向けの小説に手を出そうか迷ったほどだ。(色々調べてたらわからなくなったので、他のものは読んでいない)なんか落ち着いているのにキュンとするというか、なんだろう大人の恋愛とミステリーのいいとこ取りみたいな作品でとってもオススメである。


15.『ガイコツと探偵をする方法』レイ・ペリー

私は大学のことはよく知らないが、主人公が陥っている苦境に思わず感情移入してしまい、気づいたら「頑張れっ!!」と応援してしまっている。


16.『犬はどこだ』米澤 穂信

最初は「犬探しなんて…面白いの??」と疑問に思っていたのだが話はそれで終わらない。気味の悪さというか独特の読後感が味わえる作品。


17.『密室殺人ゲーム王手飛車取り』歌野 晶午

かなり好きなシリーズ物、第一作品目である。この当時の私は密室モノにハマっており、今でも密室といえばこの作品のイメージが強い。皆でワイワイやりながらお題を出し合うところとか、随所に愛着を持たずにはいられないのである。


18.『書店猫ハムレットの跳躍』アリ・ブランドン

こちらもシリーズ物の1作品目。余談だが、私は考え事をするときに文字ではなく映像で考えるタイプなので、言葉はイメージで記憶している。なので言葉自体で覚えているのではなく、そこから連想されるイメージで物事を記憶しているのだ。ちょうど英語の単語学習をするところを思い浮かべて貰えればわかりやすいだろうか、一つ一つの単語から連想されるものが違うので「あれっ?このイメージとこのイメージ違うなぁ?同じ単語のはずなのに…」となるときはどちらかを間違えてることが多い。話が長くなったが、この主人公を思い浮かべるとき毎回私は女優の「デブラ・メッシング」のイメージだった。他の人はどうなのか気になるところ。


19.『腕貫探偵』西澤 保彦

シリーズ物第一巻にして、安楽椅子探偵モノである。この作家さんはグルメの描写が上手いため外食したいときに読んでいた(ダイエット中に大食いの番組を見る人みたいに、外食したくてもできないときは、若竹七海さんのように美味しそうな料理が載っているミステリを読むのが好きだ)もちろん面白い。


20.『七回死んだ男』西澤 保彦

正直に話すと、西澤保彦先生の名前はこの小説で知った。「ループ物×お家騒動」というありそうでなかった展開が私のツボに深くハマったのだ。お家騒動といっても、深刻さよりはコミカルな部分が勝り、諸々のゲスさよりもミステリが勝るので安心して読んで欲しい。



21.『花嫁殺し』カルメン・モラ

正直続編は期待できそうにないのだが、めちゃくちゃ面白かったので埋もれさすには惜しすぎる…。ということでリストに入れさせていただきたい。


22.『生物学探偵セオ・クレイ 森の捕食者』アンドリュー・メイン

正直主人公としては、冴えないというか、垢抜けないイメージがあって映えるようなタイプではない。いわゆるトム・クルーズのようなキラキラハンサムには逆立ちしたってなれないだろう。しかし!なんというか不遇なのがいい雰囲気を醸し出しているのである!!!そこがいい!!映像化は無理かもしれないが(まず、映像化をなぜ目指すのかという疑問があるのは置いておいて)ちょっと抜けてる挙動不審なところがいいのだ!!!ちなみに2作品目も出版されている。


23.『死んだレモン』フィン・ベル

とにかく緊迫感を味わいたい人にオススメ。読んでると手汗出るのでティッシュ片手にどうぞ。水分補給も忘れずにね。


24.『ママ、手紙を書く』ジェームズ・ヤッフェ

いわゆる刑事の話をその身近な人間が解決するというよくあるパターンなのだが、面白いんだよ!!!シリーズ1作品目である。


25.『数字を一つ思い浮かべろ』ジョン・ヴァードン

犯人が気持ち悪い(褒めてる)。


26.『償いの雪が降る』アレン・エスケンス

主人公が凄い!!バイタリティをひしひしと感じる作品。シリーズ1作品。


27.『アクロイド殺し』アガサ・クリスティ

私はこれをきっかけにアガサ・クリスティにハマったが、ポアロシリーズでは3作品目なので、気になる方は1作品目から読まれるといいだろう。そこからの数年間アガサ・クリスティに心酔していたので、私の人生にかなりの影響を及ぼした作品だといえる。


28.『ゴルフ場殺人事件』アガサ・クリスティ

ポアロシリーズ2作品目なのだが、こんな序盤でいいの??と後が心配になるくらい面白い。読んだ後しばらくツボに嵌りすぎて思い出し笑いしていた。


29.『ねじれた家』アガサ・クリスティ

ポアロシリーズの中で一番好きかも、えっ?アクロイド殺し?あれは殿堂入りよ。とにかくミステリ初心者だった私は、このラストに衝撃を受けた。


30.『殺人は容易だ』アガサ・クリスティ

めっちゃ好き!!!!自信を持ってオススメしたい。


31.『この闇と光』服部まゆみ

性癖に刺さる人には究極に刺さる作品である。大きな声では言えないけど、大好き!!!どうか刺さる人に届いて欲しい……。


32.『向日葵の咲かない夏』道尾秀介

縮毛矯正している最中に軽い気持ちでに美容院で読んでとまらなくなって結局読み終わるまで母親を待たせた記憶が…。帰ってから調べに調べて作者のツイッター(古)まで発見して、感情の大渋滞だったなぁ…。


33.『ラットマン』道尾秀介

この、何もかもが噛み合わない感じとか、最高!!!


34.『青空の卵』坂木司

シリーズ1作品目。あんまり知られていないのか、読んでる人見たことないけど、はじめて読んだとき私の好みが詰め込まれ過ぎてて、ついに妄想が具現化したのかと思ったよね…。この世に感謝。

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以上、34作品を紹介したところで終わりたい。はじめて記事を作ったので色々おかしな点もあるかもしれないが、誰かの参考になれば幸いである。今後も死ぬまでミステリを読み続けることを目標に頑張りたい、ここまで読んでくれた人お疲れ様です!!読んでくれてありがとう!!




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