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詩「まよい雲」


 とある晴れた日

 水色にすみわたり

 風も雲も一つとしてない青空


 いや

 ぽつんと雲が一つだけあった

 赤子のような小さい雲

 まわりにだれもいない中

 東へゆっくり歩いていく


 おーい まよい雲

 お父さんお母さん

 兄弟姉妹と別れたのかい

 きみをきっとさがしているはずだよ

 だからきみも急いで走って

 風まかせにしてはいけないよ

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