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忘年会の集客を料理人目線でするとそうなるよね

先日ですね、飲食業の方から相談を受けまして・・・


その時こんなお話をしました。


料理人「もうすぐ忘年会シーズンなので、お客様満足度を上げるために手を打とうと考えているんですが・・・」


私「おおっ!それはいいっすね。どんなことされるんですか?」


料理人「ポルチーニやオマール海老なんかを使って目玉商品を作って、・・・・」


私「んんっ!ちょっと待ってください。大事なことを忘れてますよそれは・・・・」


って感じで何個かアドバイスさせてもらいました。


コロナ後は一体忘年会ってあるのか?は置いておいて
その内容を今回は書いてみます。


料理人目線で忘年会を考えると・・・


はい。その相談者の方は料理人なので、
お料理という視点から顧客満足を考えたわけです。


もちろんそれはそれで大事なことなんですが
大事な視点が抜け落ちてます。


その視点とは


顧客目線!


前提として顧客満足を満たせば店は繁盛するのか?
というのは今回は論点がずれるので外しておいて、


”顧客満足を満たすために”という点で見てみましょう。


顧客満足を満たすためには
とりあえず顧客のニードを満たす必要があります。


忘年会における顧客のニードとは


個人で少人数の場合

・仲間内で楽しく飲みたい
・今年1年溜まったストレスを発散させたい
・今年最後だからボーナスで奮発して美味しい料理とお酒を頂きたい

など


●そのために必要なもの

・個室
・美味しいお酒と食事
・注文したら待たずにイライラしないサービス


会社で大人数の場合(幹事さん)

・会社のスタッフをねぎらいたい
・今後の社内の人間関係を円滑に
・新入社員だから幹事の仕事で「できる奴」と思われたい

など


●そのために必要なもの

・会社の人数が入ることができる会場
・全員にドリンクや料理が行き渡るのが早いサービス
・面倒なお偉いさんがご機嫌
・値段以上の価値を感じる料理と飲み物

など


適当にザっと並べてみましたが
お料理以外でも
顧客満足を得るためにやれることは結構あります。


で、ですね


顧客満足の前に
年に数回の忘年会
顧客にお店を選んでもらうということをしないといけないんです。


お客さんは自分のニードには
あんまり気付いていない場合が多いですが、


お店選びの際に
ホットペッパーや食べログやネットを見て
いろんな店を比較しながら選んでいくわけですよ。


例えば


個人の少人数なら


5人の個室はあるかな
予算は一人5,000円
飲まない人が多いので飲み放題はいらないし
タバコは吸う場所あるかな
アクセスはどうかな


会社の忘年会の幹事さんなら


まずは50人入れる店だな
予算は会社の補助を入れて半分社員出しだから8,000円まで行けるな
料理の評判はどうかな
店へのアクセスはどうかな
プロジェクターとかはあるかな


そんな条件を絞りながら
お店選びをしていることでしょう。


で、最終的に残った2、3店で
こっちの料理のほうがお得そうだよね~


で選ばれることとなります。


つまりまとめると


忘年会で来てくれた人の
顧客満足を得るためには


①まずは店を選んでもらわないといけない
②つぎにお客さんのニードを満たさないといけない


そして、


顧客の属性によって
店を選ぶ条件もニードも違います!



だ・か・ら


個人なのか団体なのか女性なのか男性なのか年齢は?などなど


来て欲しいお客さん
お店に本当に満足してリピーターさんになってくれそうな人


こういう人を設定してから
お料理内容やサービスを考えましょうね!


10代くらいのチャラチャラしとる
茶碗蒸しかフォアグラかも
分からんような小僧を呼んで
オマール海老のグラタンを出しても


その人はきっと満足しないからね。


まずはどんなお客さんに来て欲しいか?その人は何をされたら喜ぶか?


から考えましょう!


それが出来て
伝える努力をしておけば


忘年会で選ばれるお店になるし
その後もリピーターになってくれることでしょう。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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