スルー

返信スルーの時代を生き抜く態度

いつからこんな時代になったのでしょか。
いつから大事な会話やメールをスルーしてもいい時代になったのでしょうか。
自分にとってメリットのないコミュニーションはスルーしてもかまわないのでしょうか。

ベンチャー、外資は基本スルー

私も転職活動を続けてまいりましたが、
中小企業の場合は半分ぐらいが、回答をスルーしますね。
ベンチャーになると、自分に用がメールにはことごとくスルーです。
まったくバカにされた気分になります。

昔はよかったというのは言いたくないセリフですが、
メールや会話に関しては、昔が良かった。
昔は自分に都合の悪いメールでもしっかりと返事をしました。
そういうことで相手への理解が深まり、
ケンカしても仲直りができました。

一億総コメンテーター時代、言いっぱなしの文化

きっといまは、SNSなどでもたくさんの人に出会えるし、
ひとつひとつのメッセージにまともに取り合っている暇はないんでしょう。
一億総コメンテーターで、
自分の言うことはみんなに聞いて欲しいのに、
自分に興味のないことにはスルー。

どこからそうなったんでいすかね。
私が勤めていた外資系企業もスルーカルチャーでした。
きっとグローバリゼーションがそうさせたんでしょうね。

「スルーされるのが怖いから無駄なメールはしない」
と、みんな、びくびくして、人とのつながりを敬遠しがちですね。
私もそうでした。
ネット活動で傷つくのが、たいへん怖かったです。

手ぶらが一番、スルー上等、ウエルカムスルー!

でも、最近は平気です。
スルーされても食いついていく。
スルーされてもヘラヘラしている。
スルーされてもすぐ忘れる。

そういう風になれたのは、
きっと、私が金や地位、人脈など社会的に大事なものをすべて失ってしまったからでしょう。

どうせ、おいらの言うことなんて誰も気にしていない。
どうせ、おいらの言うことなんか誰も相手にしない。

裸一貫になれば、
大事な用事はくらいついていくしかないし、
誰かにメッセージを送ってスルーされたら、
「あいつ、心せめーなー」と笑い飛ばせると思います。

人はいろいろなものを抱えているとそれを失うのが怖くなります。
特に、自尊心ですね。自尊心は傷つけられたくない。

ですから、その自尊心、捨てざる得ないような状況に入れば、
事態は急変します。自由になります。

手ぶらが一番、スルー上等、ウエルカムスルーでございます!


手ぶら人生の過ごし方に興味がある方は、
「会社や世の中をトンズラする方法: 32回転職者の生き直し人生」 崖っぷちシリーズ (生きざま新書)
をちょっと見てみてくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?