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ITSUMO! vol.4「クリープハイプ」

おつかれさまです。むかいいつき(@No55_Snowmark)です。
本日もよろしくお願いいたします。

「買わなきゃ」と思えたCDが久々に出ました

クリープハイプの「泣きたくなるほど嬉しい日々に」。
”これは絶対に発売日に買わないといけないCDだ”と感じました。
クリープハイプ好きだったり、ヴィレッジヴァンガードで購入すると大好きな世紀末さんの漫画同封されてたり、栞という曲がバカほどに好きだったりということもあるんですけれども、当CDに収録された「お引っ越し」という曲を聴いた時、絶対買わなきゃいけないCDだと強く思いました。

今日は、私をホストに通い詰める女性みたいにさせてる邦楽バンド「クリープハイプ」についてご紹介しますね。

Vol.4/クリープハイプ

※「Primitive」様より引用


私がクリープハイプを初めて聴いたのは6年前。18の頃ですね。SMAPのオ

18ィ!?
6年前ェ!?時の流れ早すぎない!? 
18歳の頃何してたの私、ってフェイスブック漁ってたら

めっちゃ楽しんでました

山口県にある角島というとても綺麗な海がある島での1枚ですね。
このチェケラーポーズ、小学生の頃から気に入ってんのかな私。

18の頃、SMAPの「オレンジ」という曲を覚えたくてyoutubeで「オレンジ」と検索したんですね。その時に、偶然耳にしたのがクリープハイプの「オレンジ」でした。

当時の私の感想としては、

「クソほど声たっか」

「MVクソエッロい」

の二言。どんだけクソクソ言ってるんだ…
第一印象はそんなに良くありませんでした。
むしろSMAP目的で曲探してて全然方向性違う曲出てきて「なんだこいつら」くらいのテンション。結局SMAPのオレンジも探しきれずそのままバイトへ。

バイトから帰ってきて即効でクリープハイプを聴き直しました
バイト中耳からサビが全く離れませんでした。何なんだあのバンド…。
そこからどっぷりとクリープハイプの魅力に浸かり、今日に至ります。

本日はそんなクリープハイプを、僭越ながらご紹介させていただきます。
ただ、その前に1点注意事項。

余韻から抜けられなくなったらごめんなさい


その1:感情ダダ漏れ激エモサウンド

クリープハイプ初見だと、まず第一に気になるのがVo.尾崎世界観の高音ボイス。聴き慣れないと違和感すごい人もいるかもしれませんね。
普通に歌えよ、なんて声も。そんな声に対して触れてる曲もあるんですよ。そういうところも本当にロック。格好良いよね。

声だけじゃなくて、演奏全体から荒々しい感情がダダ漏れなのがまた良い。
いままで聴いてきたバンドで、ここまで感情が乗っかっているバンドってないですね。そんな演奏が尾崎世界観さんの歌い方とマッチしててまた凄い良い。バンド全体で歌っている、そんな感覚です。


その2:歌詞の言葉遊びに圧巻。
           耳で楽しむ文学作品。

君が嘘をつく次の日は
決まって変な寝癖が
無造作なんて都合の良い言葉では
誤魔化せない位凄いのが

あたしはいつでも
それに気付いてない振りをして
癖っ毛で情けない言う事聞かない
自分の気持ちを誤魔化す

もうこれでやめようかな
もうこれで決めようかな
切ってもすぐに伸びてくる
この気持ちは嫌になる位真っ直ぐで

君の髪が白くなっても
そばにいたいと思ってるよ
あたし髪が白くなる位
ずっとそばにいたいよ

クリープハイプ最大の魅力は歌詞
まるで小説を読んでいるかのような圧倒的な世界観。
クリープハイプの曲はどこまでも等身大。格好良くなれない、人間らしい人間が、心の傷を謳歌している。
だからですかね、重ねちゃう自分がいるんですよ。自分の過去に。
これはまた後で説明しますね。

クリープハイプはどの曲もとても切ないです。
それでもって言葉遊びが巧み。例えば、愛の標識という歌詞。

死ぬまで一生愛されてると思ってたよ 信じていたのに嘘だったんだ
そこの角左 その後の角右 真っ直ぐ行っても 愛は行き止まり

家の犬まで一緒に愛されてると思ってたよ 撫でてくれたのは嘘だったんだ
しばらく考えて しばらくして泣いて しばらくして泣き止んだ 僕は鼻詰まり

もうこのAメロでハッとするんですが、Bメロがまた凄い。

一段低い所に置き換えたシャワーが たまらなくこの上なく愛しかったよ
簡単に洗い流せない思い出

"シャワー"と"思い出"でここまで表現できるとか本当に詩的で独創的だなと、初めて聴いた時は感動しきってしまいました。2番のBメロも本当に素敵なんですが、ここで紹介するとあまりにもくどいので是非聴いてみてください。


その3:曲の中にいつかの自分がいる

曲に出てくる人物はいつだって正直で愚直で人間臭くてずるくて悲しい人たち。だからでしょうか、曲のあちらこちらにあの頃の自分が見えてしまうのは。

いつかの自分の、誰にも言えなかった気持ちや感情を彼らが奏でてくれる。
本当にトゲトゲしくて荒々しくて正直で優しいバンドです。

感傷的な気持ちが続く日には、彼らに気持ちを代弁してもらうのも良いかもしれませんね。

いかがだったでしょうか?

割と短い内容でしたが、実は作成にかなりの時間を要しております。

皆様に紹介するためにYoutubeに上がっているクリープハイプの曲を1曲1曲聴いて回ったのですが、その度大きな余韻に飲まれてしまい、あまりにも感傷的になってしまって最終的には気分転換のためチョコレートを買いにスーパーに向かう始末でした。笑

悲しい恋や理不尽な嘘に悩まされた方にはどっぷりつかれる良いバンドです。ハマりすぎにはご用心を。

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