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鍼灸師こそ、療養費について知っておいたほうがイイという事実について

「鍼灸師は自費で勝負!」

「保険ではうんたらかんたら」

「柔道整復師と違ってうんたらかんたら」

「自費専門です」

鍼灸師さん(以下敬称略)の療養費に対する言動って、おおむね上記のもの(誇張表現があるかもですが)が多い印象ですが、この言動をとっている人たちの中で、療養費についてしっかり理解したうえでこのセリフを言っている人がどれだけいるでしょうか?

知ってて言ってる分にはいいと思います。

しかし、知らない人が多いという偏見を私は持っています。

特に、柔道整復師を引き合いに出している人に関しては、ほぼ知らないという偏見を持っています。

ごめんなさい。

しかし、実は鍼灸師こそが、柔道整復師/あま指師よりも、療養費について知っておかねばならない、という事をご存じでしょうか。

・どうせ自費だから勉強してこなかった

・保険使うつもりがないから興味がない

そんな思いもあるかもしれませんが、まあ聞いてください。

療養費は開業権に関連してくる、療養費の取扱がなかったら開業権びみょくなるかもしれない

これだとどうですか?

今回は、そんなところを書いていきたいと思います。

とはいえ、療養費の細かいところを書くつもりはありません。

無関心だとデメリットが多いよって言うのが論旨になります。

・そもそもよくわかんない
・柔道整復師と比べて不便じゃね?
・自費だっつってんだろ

という人に、特に役に立つんじゃないかと思います。

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鍼灸院は、何機関?

鍼灸院は何機関でしょうか?

医療機関でしょうか?民間機関でしょうか?

正解は、保険医療機関です。

厳密にいうと、保険医療機関の下にくっついてる何か、ですが、厚労省のサイトですと、

保険医療機関・保険薬局・柔道整復師・はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師関係

というくくりになっています。

これは何を意味するのでしょうか?

開業権と療養費

はい、療養費軍団と、理学療法士の一番の違いは何でしょうか?

違います(まだ誰も答えてない)。

知識とか介入がどうこうとかじゃないです。

療養費を扱えるかどうかです。

これらひとくくりされている資格は、療養費の取扱が紐付いています

つまり、鍼灸院として開業する以上、療養費について無知というのはあり得ないことです。

厚生局、保健所がついて、療養費にかかわっていくだろうという認識のもと、開業が可能になる、とはどこにも明記されていませんが、環境認識をすれば、それは明らかではないでしょうか。

事実、リハビリテーション院や、作業療法院という名称を国は認めておらず、理学療法士、作業療法士共に開業権がないのですから。

※勝手に名乗ってるとこは自重しよう

鍼灸は自費でやってこそなんぼやろがい!の落とし穴

「ああそう、でも自費だから関係ない」

「うっせえうっせえうっせえわ」

等と思う人もいると思います。

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