ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語

エマ・ワトソンが相変わらずの美しさでちょっと惚れ直しそうです。

タイトルからも分かるとおりの『若草物語』の映画ですね。原作は読んだことがないんですが、有名で4姉妹の名前を答えるクイズがあったりするので、聞いたことはあるぐらいの印象でした。

この作品、女性の生き方って感じがしてすごく良いですね!

その一言で終わらせてしまうと怒られる気がするので補足させてもらいますけど、昔の世の中で結婚だけがゴールではない

そこを押し出してました。

もちろんですけど、結婚を一つのゴールにすることも悪いことではないんですよ。男が女性には家庭に入って欲しいって言ったことに対してもそうじゃないですか。

私も結婚して家庭で夫を支えながら子供を育てるのが夢です。

そういう感性で生きても良いじゃないですか。

その面で観ていてすごく良かったですね。

全体を通しての主人公はジョゼフィーンのジョーの小説家としてのデビューではあります。しかしそれだけではないです。

長女のマーガレットのメグは貧乏ながらも愛する人との幸せな結婚を夢見ている女性です。しかし舞踏会で周りの女性たちのきらびやかなドレスを見ているとそれにも憧れてしまうのです。

次女のジョーも劇用の物語を作って、小説家を目指している女性。隣に住んでいるセオドア・ローレンスのローリーから好かれていることに気づきながらも彼を遠ざけている。

三女のエリザベスのベスは病気との闘い。ローリーの祖父から娘を想起させることで好きなピアノを弾くことが好きな女の子です。彼女の看病はジョーや周りにとって重要な物語の要となりました。

四女のエイミーはお金持ちとの幸せな結婚。ローリーがジョーを好きなことを知り、淑女として成長している自分よりもそちらを選んでいることに嫉妬している女性です。絵を描くことも好きで、芸術家も夢見ています。

果たして誰が一番幸せになるのか。そう問われたときに誰だと思うかは人それぞれじゃないかな。と思います。


別作品ではありますが、『高慢と偏見』というジェーン・オースティンの作品があります。こちらは五姉妹の物語で、女性たちの物語の結末は結婚でした。物語の終わりはエリザベスのベスがダーシーの愛に気づいて結婚するわけですが、ベスの親友は家のために結婚します。

二つの作品は約50年離れて出版されてるようですが、それが女性の人生についての考え方の違いが生み出された結果だったりするのかな。と考えていくと面白いですね。

最近は伝記物や古い原作をリメイク映画化が多いので、その流れで増えて欲しいところです。

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