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kamalajadayitāṣṭajamについて

kamalajadayitāṣṭajamはkamalajadayitā=Sarsvatiを讃え祈る8つのシュローカからなるストートラ(讃える歌)です。Swami Sacchidananda śivabhinava Narasimha Bharati jīという34代目シャンカラーチャーリャが書いたストートラです。

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Swami Sacchidananda śivabhinava Narasimha Bharati jī

シャンカラーチャーリャとは?
788年~820年に実在した偉大なヴェーダ・ヴェーダーンタの先生です。シャンカラーチャーリャは、その時代に混乱をしていたヴェーダ・ヴェーダーンタの教えが混乱なく正しく理解されるように弟子たちに教え、その教えがbhāṣya(解説書)として残されたので、今でも私たちはヴェーダーンタの教えを正しく学ぶことができます。その教えも功績に挙げられますが、シャンカラーチャーリャは教えと同時に4人の弟子たちにpīṭhamと呼ばれるヴェーダ・ヴェーダーンタを学ぶ場所をインド東西南北に建てました。

śṛṅgerī pīṭham 
南のpīṭhamがśṛṅgerī pīṭhamで、そこには知識の女神様Sarasvatīが祀られています。そのSarasvatīを讃えるために、Swami Sacchidananda śivabhinava Narasimha Bharati jīによって特別に作られたのがkamalajadayitāṣṭajamです。

Swami Sacchidananda śivabhinavya Narasimha Bharati jī

Swami Sacchidananda śivabhinava Narasimha Bharati jīは1879~1912年に śṛṅgerī pīṭhamの主教を務めた方です。各pīṭhamの主教には「シャンカラーチャーリャ」のタイトルが与えられるので、Swami Sacchidananda śivabhinava Narasimha Bharati jīは第34代シャンカラーチャーリャとして知られています。Swami Sacchidananda śivabhinava Narasimha Bharati jīは数々のストートラ(gurupādukāstotraなど)を作った事でも有名ですが、シャンカラーチャーリャの生誕地であるケーララ州のkaladiにシャンカラーチャーリャの寺院を建てたり、各地にヴェーダを勉強する場所を建てたなど沢山の功績を残しているマハートマーです。

kamalajadayitāṣṭajamの意味

毎週土曜日20時~21時にSwami Paramārthānanda jīが詳しく意味を解説してくださっているkamalajadayitāṣṭajamの講義の書きおこしを読んでいっています。

なぜSarasvatīに祈り恩恵を得る必要があるのか、どのような心持で祈るのか、誰が祈るべきなのか、が詳しく教えられています。ヴェーダーンタを勉強している人はもちろん、これから勉強したい人も是非ご参加下さい。

今年(2020年)は10月25日(日)がヴィジャヤダシャミーという吉兆な日なので、Sarasvatī pujtāを9時半からします。ZOOMで中継をするので、興味のある方はご連絡下さい。

チャンティングの録画はこちらです。
https://youtu.be/YBzGxhEtdlM


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